Last Updated on 01/18/2024 by てんしょく飯
日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが日本テレビを退職し、フリーアナに転身する意向を固めていることが17日、分かった。
3月『news every.』卒業、4月からフリーアナとして『news zero』担当へ
藤井アナは3月末をもって『news every.』(月~金曜、午後3時50分)を卒業し、4月から『news zero』(月~木曜午後11時、金曜は午後11時30分)を担当することが発表されている。具体的な時期は不明だが3月末までに退職し、番組にはフリーアナとして携わることになりそうだ。
関係者によると、詳細な退職の理由や時期は分からないとしたが、時期については「現在、担当する報道番組を卒業する3月末ではないか」としている。また、同関係者は藤井アナにとって3月末というタイミングはもう一つ意味があると説明。1994年に慶応大を卒業し、同年4月に日本テレビに入社してちょうど勤続30年となる節目でもあるという。
藤井アナは23年12月14日放送の『news every.』で担当番組の変更を報告し「私にとっては驚きの移籍で不安もありますが、歴史ある番組を任せてもらえることを力に変えて前進して参ります」。また、「『news every.』の卒業まであと100日ほどとなりますが、そのカウントダウンが『zero』になるまで皆さんへの感謝をぎっしりと詰め込んでニュースをお届けいたします」と意気込みを語っていた。
関係者は昨年、担当番組の変更が発表される前から退職を意識していたようだとも明かした。藤井アナは23年12月16日放送の『世界一受けたい授業』にゲスト出演した際、22年に宅建(宅地建物取引士)の資格を取得したことを明かし、「何があるか分かりませんから」と説明していた。宅建の資格取得当時から新たな生き方を意識していた可能性があるとした。
▽日本テレビ藤井貴彦アナの発言集◇
◆「10年の節目であっても行くべきではないと感じました」
21年3月11日、「news every.」で東日本大震災から10年という節目について語った際、コロナ禍で取材を断念したことについて「被災地のために放送するなら、10年の節目であっても行くべきではないと感じました。でも本当はこの10年でお会いしたみなさんに会いたいです。きっかけは悲しい震災でしたが、お会いしたみなさんは心の美しい人ばかりでした。だからこそ大切な家族にも生きてお会いしたかった。この後も大きな災害が起きるはずです。だから未来の命も守れるようにこの経験を伝えることが大切です。歴史は伝える人によってつくられることを忘れないで下さい」。
◆「みなさん落ち着いてください」
21年5月19日、「news every.」で新垣結衣と星野源の結婚を報じる際「えー、おめでたいニュースが入って参りました。みなさん落ち着いてください」と呼びかけてから2人の結婚を伝え、報告のFAXを読み上げた。
◆「人情派キャプテン」
23年5月14日、「DayDay.」に武田真一の代打MCで出演。もう1人のMC山里亮太を「勘違いしてました。謝りたいと思います。自分が面白くなりたいだけのトークアーティストだと思っていたんですよ。でもね、(番組直前の)打ち合わせで”人情派キャプテン”であることが分かりましたよ」と持ち上げ、タジタジに。
◆「私は結婚をネットニュースで知りました」
23年3月27日、「news every.」で同僚の水卜麻美アナと中村倫也の結婚を報じた際「思いやりにあふれて、誰かのために悩んだり、悔しがったりすることができる水卜さん、中村さんと一緒に幸せでおなかいっぱいになってください」と祝福しつつ「なお、私は結婚をネットニュースで知りました」とチクり。
◆「徹底的な捜査願いたい」
23年2月7日、「news every.」でルフィ強盗事件の容疑者2人の強制送還に際し「何の罪もない一般の市民が、その家にお金があるんじゃないかということで、暴行を受けて、中には亡くなった方もいて」などと振り返るとともに「時間がかかるかもしれませんが、今後もこういった犯行が繰り返されないようにする、徹底的な捜査、本当に願いたいところです」と怒りを口調にこめた。
◆「別々の結婚をしたことを発表したと言うことです」
21年9月28日、「news every.」で嵐の櫻井翔と相葉雅紀の結婚を報じた際、2人の写真が並ぶ画面を見ながら「この画面だけ見ているとですね、櫻井さんと相葉さんが結婚したかのように見えているんですが、2人そろって別々の結婚をしたことを発表したと言うことです」とフォロー。嵐ファンから感謝された。
◆「患者も医療従事者も闘ってます」
21年1月30日、「NNNドキュメント’21」で米国のコロナ病棟の状況を伝える番組の宣伝でコメントし「取材を通して見えた医療従事者の姿。彼らも1人の人間として悩み、苦しみ、震えながら、必死に『命の音』をつないでいました。遠くて近い生死の境で、患者も医療従事者も闘っています」。
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