Last Updated on 01/20/2024 by てんしょく飯
昨年12月27日発売の「週刊文春」が報じた「松本人志と恐怖の一夜『俺の子ども産めや!』」。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が「スピードワゴン」の小沢一敬(50)に女性を集めさせ、東京・六本木にあるグランドハイアット東京のスイートルームで飲み会を開催。
“SEX上納システム”の全容
参加者のA子さんに対し、松本が「俺の子ども産めや」などと性行為を迫った様子を証言とともに詳報。さらに別の飲み会に参加し、同様の経験をしたB子さんの証言も掲載した。
記事掲載後、松本と接点をもった女性たちの証言が続々と寄せられた。彼女たちの証言で浮かび上がるのは後輩芸人が松本に女性をあてがう“SEX上納システム”の全容だ。そして松本への性接待は東京だけで行われていたわけではなかった。
「大物芸人との飲み会やるんやけど、どう?」
大阪在住のD子さんが友人の医療関係者から飲み会の誘いを受けたのは、2019年10月のことだった。同月26日19時頃、JR梅田駅近くの商業施設で彼女たちを出迎えたのは、吉本興業所属のお笑いコンビ「クロスバー直撃」の渡邊センス(39)である。もともと友人は渡邊とプライベートで食事を共にする仲だったという。
高級ホテルで行われた超VIPとの“部屋飲み”
「超VIPだから、今日の飲み会のことは誰にも言わんといてな」
渡邊はD子さんにそう告げる。「VIP」が誰か知らされないまま渡邊が誘導したのは、関西随一の高級ホテルであるザ・リッツ・カールトン大阪。18世紀の英国貴族の趣を再現したロビーには重厚感が漂う。エレベーターで上階を目指す最中、渡邊は真剣な表情でこう告げた。
「携帯電話はあんまり触らんといてな。SNSとかにあげるのは絶対やめて」
エレベーターで36階に上り、辿り着いたのは「エグゼクティブスイート」。
玄関で出迎えたのは、芸人のたむらけんじ(50)だった。松本の側近として知られるたむらは、2014年10月10日にスタートしたバラエティ番組「松本家の休日」(朝日放送テレビ)で松本と共演。昨年5月から米ロサンゼルスに拠点をうつしている。
白を基調とした室内にヨーロッパ風の調度品が並ぶ。煌びやかな夜景をバックに胡座をかいていたのは、部屋の主たる松本である。テーブルにはフライドポテト、サンドイッチ、パスタなどのルームサービスが並ぶ。一同はたむらが作ったハイボールで乾杯し、 “部屋飲み”はスタートした。D子さんが当日の様子を打ち明ける。
「男性陣は放送作家Xさんを加えて4人。その3日前にお笑いコンビ『チュートリアル』の徳井義実さんが東京国税局から申告漏れを指摘されたという報道がありました。松本さんはそのことについて『俺は税理士を雇って税金対策しっかりしてるからなぁ。あれはアカンわ』と言っていました」
松本はルームサービスには手を付けず、「筋肉が分解されへんように」と机上に置かれたチーかまとゆで卵をひたすら口に運ぶ。
「好きな男性のタイプなどを聞かれた後、私たちが『松本さんはどういう人がタイプなんですか』と質問したら『俺らのことはええねん』と面倒臭そうにしていた」
たむらは執拗に「松本さんとかええやろ?」と…
和やかに会は進んだが、約2時間後に異変が起きた。
「たむけんタイム、入りま~す!」
陽気な調子で口にしたのは、たむらである。彼は一人一人を寝室に呼び出し、質問を繰り返す。
「今日、誰が良かった? 今から誰と2人で飲みたい? 松本さんはどう?」
性的な意図を察知したD子さんが「みんなで飲みたいです」と松本とのツーショットを拒むと、たむらは執拗に「松本さんとかええやろ?」と畳み掛ける。
「やっぱり最後はこういう目的のために呼ばれたんだ、と思いました。結局、私の友達が松本さんと部屋に残ることになり、私を含めて全員が部屋を出ることになりました。別れ際、たむらさんから『はい、これ』と3000円のタクシー代だけ渡され、帰らされました」(D子さん)
別れる直前、たむらはD子さんへ向き直り、こう忠告した。
「今日のことは、絶対言わんといてな」
吉本興業に対し、松本の“性接待”について改めて質問状を送ると、回答はなく、次のような連絡があっただけだった。
「本質問状になるような事実を記載して、新たに名誉を棄損する記事を発売されるのであれば当然に法的措置を講じる」
たむらは、たむけんタイムを否定したが、飲み会の事実を認め、「不快な思いをしたから、こういった話をしたんだと思う」と女性に謝罪した。
現在発売中の「週刊文春」および「週刊文春 電子版」では、後輩芸人による松本への“SEX上納システム”について3人の女性が新たに証言。福岡、大阪で開かれた飲み会の全容、福岡の女性を集めたM-1王者、A子さんの松本への反論なども報じている。
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