ロシアの反政権運動指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で死亡した。 散歩後に「気分が良くない」と訴える

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Last Updated on 02/17/2024 by てんしょく飯

 

ロシア北極圏にあるヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所は16日、反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が死亡したと発表した。

 

ナワリヌイ氏はロシアのプーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)として知られる。3月の大統領選に向け、プーチン大統領以外の候補者への投票を呼びかけるキャンペーンを獄中から実施していた。

 

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散歩の後で「体調が悪い」と

 

発表によると、ナワリヌイ氏は16日、散歩の後で「体調が悪い」と申し出た後、意識を失った。刑務所の医師が対応し、救急車を呼ぶなどしたものの、死亡が確認されたという。死因は調査中だとしているが、臆測を呼びそうだ。

 

 

ロシアの独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ」によると、ナワリヌイ氏の弁護士が14日、刑務所で面会した際には体調に問題はなかったという。タス通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、ナワリヌイ氏の死亡がプーチン氏に報告されたと記者団に明らかにした。

 

 ナワリヌイ氏は、反プーチン政権の象徴的な存在だ。

 

元々は弁護士で、2011年の下院選で政権与党による不正を追及し、大規模デモを主導したことで知名度を高めた。インターネットで政権の腐敗ぶりを暴露し、2013年のモスクワ市長選では、プーチン大統領側近の現職に対抗して立候補した。そこで善戦したことで、政権側が弾圧強化に転じたとされる。2018年の大統領選には出馬を認められなかった。

 

2020年には、露国内で猛毒ノビチョク系の神経剤による襲撃を受けた。2021年に療養先のドイツから帰国と同時に拘束された後、過去に受けた有罪判決の執行猶予が取り消されて収監され、昨年末に北極圏の刑務所に移送されていた。

 

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