ドラマのTBSがオリジナル脚本で完全復活 実写化問題抱える日テレとの明暗

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Last Updated on 02/17/2024 by てんしょく飯

 

「ドラマのTBSが帰ってきた」という声が、ネットの至るところで上がるほど、今期のTBSドラマが軒並み好調だ。

 

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阿部サダヲ「不適切にもほどがある!」が女子高生とオジサンに大ウケしてるワケ

 

中でも話題なのが阿部サダヲ(53)が主演、宮藤官九郎(53)が脚本を務めている「不適切にもほどがある!」(金曜・午後10時)。昭和と令和の意識の違いを軸に、行きすぎたコンプライアンス遵守や働き方改革、多様性のあり方など、現代のツッコミどころをコミカルに表現した内容が世代を超えてウケているようで、TVerお気に入り登録者は今期ドラマの中でトップの113万人を記録している。

 

 

また初の試みとして、韓国の俳優チェ・ジョンヒョプ(30)をヒロインの相手役として起用した「Eye Love You」(火曜・午後10時)も、2016年放送の「逃げるは恥だが役に立つ」などをヒットさせたTBS火曜10時の枠らしい王道ラブコメが大好評。Netflix「今日のシリーズTOP10」(日本)でTBS地上波連続ドラマ史上初となる初登場1位を記録し、TVerお気に入り登録者も105万人を突破した。

 

■日テレによる「たーたん」実写ドラマ化延期を求める署名運動

 

一方、昨年10月期に放送された「セクシー田中さん」の実写ドラマ化トラブル問題が、未だ尾を引き続け、窮地に立たされているのが日本テレビだ。原作者・芦原妃名子氏が今年1月に急逝した。

 

今年4月に「セクシー田中さん」同様に、日本テレビと小学館によるタッグで「たーたん」を、ムロツヨシ(48)を主演に据え、実写ドラマ化する予定であることが一部で報じられ、それに対し批判の声が上がり、オンライン署名サイト「Change.org」で、「たーたん」実写ドラマ化延期を求める署名運動が開始された。事態の収束がますます厳しい状況となっている。

 

「今期のTBSドラマは全てオリジナル脚本で勝負していますが、『逃げ恥』を始め『私の家政夫ナギサさん』『恋はつづくよどこまでも』『義母と娘のブルース』など、原作漫画の実写化でしっかりと面白い作品を定期的に世に出しつつ、『VIVANT』などのオリジナル作品で勝負する試行錯誤を続ける姿勢が、ドラマのTBSと言われる理由ではないでしょうか?」(ドラマ制作関係者)

 

 さらに日テレと原作者とのトラブルが表面化したのは今回だけではない。

 

原作者へのリスペクトの低さが、そのままドラマの質につながっていると言われても仕方がないほど、同じ過ちを繰り返してしまっている。

 

「過去にも清原果耶さん主演の『城塚翡翠』の原作者がドラマ制作側との実写化に対する意見の相違でトラブルになり、脚本家が降板するという『セクシー田中さん』と同様のケースが起こっていました。日テレが現在唯一好調といえるのはTVerお気に入り登録者が100万人を超えている『新空港占拠』くらい。オリジナル脚本ではありますが、ネタドラマとして盛り上がっているだけで、脚本の粗さへの指摘は多く、決してドラマとしての評価は高いとは言えないでしょう。フジテレビの月9『君が心をくれたから』も、《月9なのに暗すぎて辛い》とイマイチ伸び悩んでいるため、どうしても視聴者の評価が安定したTBSドラマに集中しているのかもしれませんね」(同)

 

オリジナル作品で勝負できる力量があってこそ、原作のある実写化ドラマも成立するのだろう。しばらくTBSドラマの一人勝ちが続きそうだ。

 

 

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