元横綱・白鵬は「廃業」待ったナシ…北青鵬暴力騒動の厳罰処分に貴乃花親方がいつか来た道

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Last Updated on 02/24/2024 by てんしょく飯

 

「師匠としての素養、自覚が大きく欠如している」

 

宮城野部屋の北青鵬(22)による弟弟子への暴力問題。昨23日、日本相撲協会は師匠の宮城野親方(38=元横綱白鵬)を厳しく叱責した。

 

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処分内容を発表

 

同時に北青鵬の暴力行為に対する調査結果と処分内容を発表。北青鵬の自主引退を認めてこれを受理、宮城野親方は理事からの2階級降格、20%の報酬減額3カ月の厳罰処分を下した。

 

相撲協会が発表した数枚のリポートは、暴行事件の詳細を記した生々しい内容だった。

 

 

同親方は一昨年7月場所中に北青鵬が2人の弟弟子に顔面の平手打ち、突き飛ばしなどの暴行を加えたこと、以降も睾丸を平手打ちしたり、殺虫剤スプレーに火をつけて弄ぶなどの暴力行為を把握していたにもかかわらず、北青鵬に直接確認、注意せず、協会にも報告をしなかったという。

 

しかも、協会が今年1月に同親方らを内部ヒアリングした際には、部外者である番組制作会社社員を同席させ、その人物が所属力士に北青鵬の暴力行為に関して「口止め工作」をしていたことが判明。これが調査協力義務違反に当たるとした。

 

■師匠としての素養、自覚が大きく欠如

 

同親方は、現役時代の2019年春場所優勝インタビューの際、勝手に三本締めの音頭を取って協会からけん責処分を下されるなど、計3度も処分を受けていることも問題視された。

 

協会はこうした同親方の数々の言動は師匠としての素養、自覚が大きく欠如していると判断。処分に加えて、3月場所は所属する伊勢ケ浜一門(宮城野部屋含めて6部屋)が任命した師匠代行が部屋の監督を行うとともに、4月以降は無期限で伊勢ケ浜一門が宮城野部屋を預かり、師匠、親方としての指導、教育を行うことを通達した。事実上の「親方召し上げ」である。

 

そんな宮城野親方に対する処分を巡って、角界には「廃業待ったナシ」との声すらある。

 

宮城野親方と同様に親方を召し上げられたのが、10年5月、暴力団関係者へのチケット手配が発覚した木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)だ。

 

2階級降格となった上に、部屋は出羽海一門の預かりに。その後、木瀬部屋は閉鎖され、「一同預かり願い届」が提出されて、所属力士や行司らは北の湖部屋に吸収された。

 

「木瀬部屋は2年後の12年4月に閉鎖処分が解除され、“再興”した。当時の理事長だった北の湖親方の温情があったともっぱらです。宮城野親方は現役時代から横綱らしからぬ言動が問題視され、協会も手を焼いていました。協会内から、処分が厳しすぎるなどといった宮城野親方を擁護する声は聞こえてこない。そのまま、部屋消滅、廃業の可能性はゼロではない」

 

とは、ある親方だ。

 

真冬並みに冷え込んだ東京の宮城野部屋前ではこの日、同親方と北青鵬による謝罪会見が開かれた。同親方は「責任を重く受け止めています」と頭を下げたが、かつて理事を解任されて2階級降格、協会も去ることになった貴乃花親方を彷彿させなくもない。

 

 

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