不倫で左遷されたNHK元アナが「ミステリ大賞」受賞…覆面小説に綴った恨み節の数々

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J_Entertainment

Last Updated on 03/27/2024 by てんしょく飯

 

悪夢のような現実を味わってからは、むしろ眠っている間に見る悪夢のほうがマシだとさえ思えるようになった〉

 

これは2024年1月に、論創社から発刊されたミステリ小説『悪夢たちの楽園』(小里巧著)の一節だ(以下〈 〉内は引用)。

 

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『悪夢たちの楽園』

 

大手デベロッパーのエースだった主人公が、プロジェクト失敗の責任を負わされて左遷。宮古島支社に配属になった翌日、同僚が水死体で発見されるというストーリー。

 

この作品は小里氏の処女作で、「第2回論創ミステリ大賞」で大賞を受賞。帯には、ミステリ評論家・横井司氏から「左遷された若手社員の心の再生が爽やかに描かれている」との推薦コメントが寄せられている。確かに、読んでみると “島流し” された主人公の描写が、やけにリアルに感じられる――。

 

「じつは、新人作家の小里氏の正体は、2016年に不倫を『写真週刊誌』に報じられたNHK元アナウンサーのAさんなんです」(出版関係者)

 

報道当時、既婚のA氏は地方局で不倫相手の女性アナウンサーとコンビで番組を担当。2人の関係は局内でも噂になっており、上司から厳重注意されていたにもかかわらず、関係は続いていたという。

 

A氏は、不倫報道後に番組を降板。アナウンサー職を離れ、東京勤務となった後は、調査や研究などを担当する部署に異動となっていた。

 

「A氏が勤務する部署は、よほどの事情がない限り、定年退職前の局員くらいしか異動しません」(NHK関係者)

 

まさに小説の主人公同様、A氏も “左遷” されたということか……。

 

「確かに作中にも〈新天地で心機一転、頑張ります〉〈地味な職場でもコツコツ頑張っていればきっと誰かが見てくれている〉など、異動後に気合を入れる場面や、〈今さら悔いても始まらない無益な想像ばかりが胸を苦しくさせる〉と、当時の後悔や憤りを自己投影しているような表現が多く見受けられます」(前出・出版関係者)

 

“恨み節” を綴った作品では、主人公が異動先で精力的に仕事に励むが、現実世界のA氏も真摯に仕事に取り組んでいるのだろうか。

 

「A氏が作家デビューしたことは局内ではほとんど知られていません。ただ彼は、数年前から大手出版社のエンタメ系文芸誌の新人賞に応募して、入賞まではいかなかったものの、そこそこの評価を得て担当編集がついたこともあったそうです。著書出版後は在宅勤務が多くなりましたが、真面目に勤務しているようです」(NHK局員)

 

A氏が覆面作家というのは事実なのか。2月下旬、仕事終わりのA氏を直撃した。

 

―─作家デビューされたそうですが。

 

「上司から『答えないように』と言われています。申し訳ありません」

 

そう口にすると、再び会社へと戻っていった。

 

NHKにも同様の質問状を送付したが、「個別の職員に関する質問には、お答えしていません」と、こちらも具体的な回答はなかった。

 

「ミステリ大賞」を受賞したA氏のデビュー作。最後に、気になるその実力を現役ミステリ評論家に評価してもらった。

 

「個人的な気持ちとしては、褒めようという感じはあまりしません。ミステリの根幹であるトリックは褒められたものではなく、小説のテーマも古めかしい。ただ “左遷させられた若手社員” の心情のリアルさは感じられましたよ」

 

小説では、主人公は事件を解決し、見事本社に “カムバック” を果たす。局内関係者によると、A氏はいまだアナウンサー職に未練があるというが、はたして現実世界でも “どんでん返し” はあるのか―─。

 

 

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