「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

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Last Updated on 03/28/2024 by てんしょく飯

 

フジテレビ系ドラマ「踊る大捜査線」の12年ぶりの新作映画が今秋に公開されることが先日発表され、ファンから期待と喜びの声が上がっている。今作の主人公は、柳葉敏郎(63)演じる人気キャラクター室井慎次。同シリーズは、1997年1月期にフジテレビ系で連続ドラマとしてスタート。最高視聴率23.1%を記録する大ヒットとなり、03年公開の映画第2弾 『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録。20年以上経った今もなお、邦画実写記録歴代1位の座をキープし続けている。名実ともにフジテレビの伝説的作品といっても過言はない。

 

そんなフジテレビの一時代を築いた作品の復活だけに、ファンが歓喜するのも無理はないが、一方で《正直、昔の人気にすがった企画の印象が強いかな》と冷静な意見も散見されていた。

 

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ドラマでは特に苦戦を強いられている

 

フジといえば、23年7月期の「真夏のシンデレラ」、同年10月期の「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」の平均視聴率が、月9枠の最低視聴率を2作続けて更新し、24年1月期の「君が心をくれたから」は、かろうじて最低視聴率は更新しなかったものの、平均視聴率ワースト3位になるなど、ドラマでは特に苦戦を強いられている。

 

■「Dr.コトー」の映画レビューサイトの評価は平均3前後

 

迷走を続ける月9に加え、最近のフジは、過去の人気作品を時を経て映画化などで復活させる流れが続いている。「踊るシリーズ」と同様に人気を博したドラマ「Dr.コトー診療所」の16年ぶりとなる新作を22年12月に映画で公開したところ、興行収入は24億円を突破。一応のヒットの記録は残したものの、映画レビューサイトの評価はいずれも平均3前後だった。

 

「映画「Dr.コトー』を観た観客からは《好きだっただけに、期待値が大きすぎた》《ドラマファンは観ないことをおすすめします。悪い意味で今までの全てが覆ります》と辛辣なレビューも多く投稿されました。映画には新キャストとして元・乃木坂46の生田絵梨花さんとキンプリの髙橋海人さんが投入され、二人とも演技自体は好評でしたが、『なぜアイドル入れるの?』と戸惑う旧シリーズファンの声もありました」(ドラマ制作会社関係者)

 

フジのドラマに話をに戻すと、広瀬アリス(29)が主演する次回の月9「366日」も、以前同局のドラマ「赤い糸」の主題歌だったHYの「366日」に着想を得た作品で、《昔のコンテンツを再利用しすぎじゃないか?》といった声が上がっている。

 

シリーズの新作発表はファンにとって喜ばしいことであると同時に、過去作の良い思い出が悪い意味で覆ってしまうリスクも存在している。「踊る大捜査線」の新作発表に対しても《下手にジャニタレ入れないでほしい》という声もある。製作側にとって新作発表がファンサービスのつもりでも、新作と銘打つなら今までのシリーズと最低限変わらないクオリティや世界観を、ファンが求めるのは当然だろう。

 

人気シリーズの新作商法は、そう易々と何度も使える手ではないのかもしれない。

 

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