《佐々木蔵之介、佐藤隆太が苦渋の決断》「世間を揺るがせた2つの重大事件」が事務所退所の背景に

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Last Updated on 04/06/2024 by てんしょく飯

 

2人の大物俳優にとって、今回の選択は苦渋の決断だったようだ━━。4月1日、芸能事務所「ケイファクトリー」が俳優の佐々木蔵之介(56)と佐藤隆太(44)が専属契約満了で退所することを発表した。

 

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退所する決意を固めたのは、相当な覚悟

 

佐藤は自身のインスタグラムで《まだ10代の学生だった私を温かく迎え入れてくださってから今日に至るまで、本当にかけがえのない時間を過ごすことができました》などと、感謝の思いを綴った。今後については、《新しい環境に身を置くことになります》とコメント。佐々木は、新事務所「アンカー」に所属することが発表された。今回、2人が「決断」に至った背景を取材した。芸能プロ関係者が語る。

 

「蔵之介さんと隆太さんはNHKの朝ドラや大河ドラマの常連で、知名度も全国区です。前事務所の『ケイファクトリー』には、川平慈英さんに升毅さん、女優の朝加真由美さんも所属していますが、退社した2人は事務所の看板俳優で、稼ぎ頭でもありました。数十年も在籍し、事務所とともに成長してきた彼らが退所する決意を固めたのは、相当な覚悟だったと思います」

 

京都の有名な造り酒屋を実家に持つ佐々木は、神戸大学卒業後に関西の広告会社に勤務し、30歳で上京。2000年に出演したNHK連続テレビ小説『オードリー』で脚光を浴び、ドラマや映画に活動の幅を広げ、今や人気作品には欠かせない俳優のひとりとなった。

 

一方の佐藤は、日大芸術学部在学中に舞台の一般公募で選ばれたのを機に俳優デビュー。2000年に宮藤官九郎脚本のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(日本テレビ系)、2008年の『ROOKIES』(TBS系)で一躍人気俳優となった。

 

そんな2人の突然の退所劇。関係者を取材すると、昨年に起きた2つのある“重大事件”が引き金となっているという。1つ目の要因は、当時同じ事務所に所属し、自殺ほう助容疑で逮捕された歌舞伎俳優・市川猿之助(48)の事件だった。

 

同年11月に東京地裁で懲役3年、執行猶予5年の判決が確定した影響で、猿之助が総理大臣役で出演していた『劇場版 緊急取調室THE FINAL』が公開延期となったのだ。

 

猿之助の有罪判決を受けて「ケイファクトリー」は昨年11月17日付で契約を解除。『劇場版 緊急取調室THE FINAL』の猿之助出演シーンは撮り直しとなり、半年以上経った今も公開のめどは立っていない。猿之助と仲の良かった佐々木のショックは大きかった。

 

「蔵之介さんは、2014年に当時に猿之助さんのオファーで、歌舞伎デビューもしています。顔の白塗りを猿之助さんに作ってもらうなど、親友といえる関係でした。しかし、蔵之介さんは猿之助さんの事件で公開が延期された映画『緊急取調室』にも重要な役で出演していて、責任を感じて映画関係者らに何度も謝っていたそうです。猿之助さんの事件以降、蔵之介さんとしても仕事がしづらい状況が続いていたようです」(同前)

 

そして、2つ目の要因は、昨年7月の中古車販売大手「ビッグモーター」の保険金不正請求問題だ。

 

ビッグモーターを巡っては、事故車の修理際、故意に車体にキズを加えるなどして損害保険会社に保険金を水増し請求していたことが発覚。「車を売るならビッグモーター」のキャッチフレーズで飛ぶ鳥を落とす勢いだった同社のCMを2017年から務めていたのが佐藤だった。

 

「佐藤さんのCM契約金はドラマや映画の制作も行っているケイファクトリーにとっても重要な収入源でしたが、まさかビッグモーター側が不正を行っていたとは知らず、困惑していたようです。

 

実は隆太さんは1社のイメージが定着するのを避けたいと考えていて、数年前から同社とのCMに『区切りをつけたい』と相談していました。事件を受けて昨年7月にCMを自主降板しましたが、現在も多くの人々に“佐藤隆太=ビッグモーター”のイメージが定着してしまっている状態で、心機一転、事務所を移籍することで再スタートを図りたいと考えたようです」(同前)

 

“明日にきらめく”ために新たに歩み始めた2人だった。

 

 

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