Last Updated on 04/25/2024 by てんしょく飯
自民党の裏金問題で、派閥の指示があったことを初めて認め、「安倍派を介錯する」とまで言い放った宮澤博行・衆院議員(49)が4月23日、辞職願を提出した。翌々日に発売された『週刊文春』で、〈裏金前副大臣はパパ活&デリヘル常習!〉という記事が出る前に、潔く責任を取ったつもりのようだが──。『週刊ポスト』は3月、そんな宮澤氏の夜の姿をキャッチしていた。
なぜか数年前に新宿区内のマンションを借りるようになった
4月25日、衆議院で宮澤氏の議員辞職願が許可された。現在4期目の宮澤氏は、直近の衆院選では静岡3区で敗れ、比例復活していた。「自民党からもらった議席なので返すのが筋」として潔く辞職を決意した格好だが、宮澤氏に近い自民党関係者はこう話す。
「昨年末に裏金問題で自身も所属する安倍派幹部を批判し、かん口令が敷かれたことを暴露して一気に時の人となりました。“宮澤の乱”などとメディアでも注目されましたが、一方で完全なるスタンドプレーで、防衛副大臣を辞任せざるを得なくなったことへの腹いせからの暴走だったと党内でも冷ややかな目で見られていました。
裏金問題で注目されるまでは存在感はいまひとつの議員でしたが、東京でも地元でも酒席での下ネタが大好きで、かつて自民党の飲み会で今井絵理子・参院議員が食べた後の鶏の骨をむさぼり食うという芸を披露して周囲にドン引きされたこともありました。記者との懇親会でも女性記者への不適切発言を連発して不興を買ってしまい、宮澤氏と記者との懇親会はなくなりました。
さらに宮澤氏はなぜか数年前に赤坂議員宿舎を出て、新宿区内のマンションを借りるようになった。家族は地元で暮らしているため、東京で“一人暮らし”状態の宮澤氏が夜にどんな活動をしているのかは謎に包まれていました」
『週刊文春』によると、記者の直撃に、〈相当、性欲が強かったものですから。色んな遊びもやった〉などと答えた宮澤氏は、いったいどんな日常を過ごしていたのか──。
スーツの下半身だけデニムに着替え
3月初旬、そんな宮澤氏の姿はサラリーマンの聖地、新橋にあった。夕方に党本部を出た後、鍼灸院で施術を受けた宮澤氏は、1人で新橋の街を彷徨っていた。食事する肉系の店を探している様子でひたすら歩き回ったところ、ご飯・味噌汁などが食べ放題のステーキが1000円前後という“コスパ最強の店”で、足を止めた。店の前に掲げられたメニューをじっと見て熟考した末、“1人飯”に決定したようだ。性欲が旺盛だという宮澤氏は、食欲も旺盛な“肉食”だったようで、定食に肉を追加してぺろりと食べ切ったのだった。
翌日の宮澤氏はアクティブだった。永田町を出た宮澤氏は、駅構内にいた。電車を待つわずか数分でも文庫本を読むという東大法学部卒らしい知的な面を見せていたが、電車に乗り込むと不思議な行動に。両手でバッグを持ち、ドアに額と身体をぴったりとくっつけて仁王立ちした体勢を続ける宮澤氏。その様子は不審で、乗客たちは少し距離を置いていた。
電車を降りていったん自宅に戻った宮澤氏はスーツの下半身だけデニムパンツに着替えて、繁華街に繰り出した。知人とみられる男性と合流すると、キャバクラの呼び込みらしき女性たちに何やら嬉しそうに話しかけていたものの、その先にある庶民的な居酒屋に入った。
居酒屋を出た宮澤氏は、先ほど通った道で再びキャバクラの女性たちを発見。振り返って見つめたものの、男性2人はラーメン屋に向かうのだった。『週刊文春』の記者の直撃で「素人」が良いのかとの問いに、〈銀座のクラブに行ったって、何も面白くないんです。エッチできなかったら不満が残るだけです〉と答えていた宮澤氏。クラブやキャバクラにはやはり行かないよう自制しているようだった。前出の自民党関係者が語る。
「議員同士でつるんで派手に遊ぶようなことは少なく、移動は基本的に電車を使うなど倹約家。今時珍しい庶民派の議員とも言えますが、これまで垣間見えていた宮澤氏の“裏の顔”から、近しい人間はいつか女性関係や下半身ネタで問題を起こすのではないかという危うさを感じていました。パパ活&デリヘル報道で潔く辞職したことを評価する声も出ていますが、辞職に値するほどの不適切行動をしていると自覚があったからこそ、『週刊文春』の記事を読む前に決意できたのでしょう」
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