Last Updated on 03/04/2024 by てんしょく飯
「エッフェル姉さん」赤いベンツのハンドルを自ら握ってホテルでの宿泊デートを楽しんだ広瀬氏に今、ささやかれていることとは。
夫とは別の外国人と落ち合って
2023年7月、松川るい参院議員ら自民党女性局のメンバーらがパリを視察した際に、仕事とはいかにも無関係に見える視察を繰り返し、炎上した事案があった。エッフェル塔の前で記念写真に収まった面々は「エッフェル姉さん」などと呼ばれたが、その1人でもある広瀬めぐみ参院議員(57)の不倫現場を「週刊新潮」が報じた。赤いベンツのハンドルを自ら握ってホテルでの宿泊デートを楽しんだ広瀬氏に今、ささやかれていることとは。
まずは報道内容をおさらいしておこう。
・広瀬氏は岩手・盛岡の生まれで、高校の同窓で弁護士である夫との間に一男一女をもうけている。専業主婦から一念発起して2001年に弁護士登録し、2022年7月の参院選岩手選挙区で初当選を果たした。
・2023年7月、自民党女性局のパリ視察に参加したが、仕事そっちのけの内容に批判が集まる。
・臨時国会開会中の2023年10月末、議員会館を出た広瀬氏は夫とは別の外国人と落ち合って食事し、新宿・歌舞伎町のホテルに宿泊した。翌朝、その足で国会に出勤した。
スケジュールが夜までびっしり
「岩手県はご存知の通り、長らく“小沢王国”として知られてきました。が、前回の衆院選で小沢一郎氏が選挙区で敗北し、大きな風穴が空いたところで、2021年11月に自民党は参院選に広瀬氏を擁立することを決めました。その後の参院選で当選し、岩手県初の女性参院議員となったわけです」
と、政治部デスク。
「広瀬氏は、同じ自民党の東北選出の参院議員で同世代、そして弁護士でもある森雅子氏と並び、党内では“フェロモン系”などと言われていたこともありました」(同)
そういう呼称が政治的に正しいかどうかはともかく、広瀬氏は当選直後から即戦力として活動してきた。地元紙の岩手日報によれば、「スケジュールが夜までびっしり」「昼食にありついたのは午後3時過ぎで、弁護士時代から食べるのは早くてナポリタンを10分足らずで平らげた」といった記述がある。ちなみに体調管理の秘訣は、「ほぼ毎日のようにジムに通う」ことなのだという。
あと2週間、我慢してくれれば
もしかしたら報じられた一件も彼女の中では体調管理の一貫だったのだろうか。超多忙な日々の中、息抜きが必要だったのか。それはさておき、岸田官邸は今回の一件をどのように捉えているのだろうか。
「政倫審への対応でそれどころではないというのが正直な受け止め方のようですが、官邸内からは、最初に話を聞いたときは“あと2週間、我慢してくれれば”との声もあったようです」(同)
どういうことなのか。
「補選に絡んでのことですね。3月15日までに衆参両院で欠員が出た場合、4月の第4日曜日に選挙を行うとの規定があります。今回報じられた一件は去年の話のようですから、官邸としては、仮に広瀬氏が辞職するにしても3月15日以降にしてもらいたい……との思いがあるようですね。そうであれば、参院岩手選挙区の補選は10月に先送りできますから」(同)
とはいえ、今回の件もまた4月28日に行われる衆院3選挙区の補選にそれなりの影響を与えることになるだろう。
官邸側は突き放している印象
「影響がないといえばウソになりますね。広瀬氏の出馬の動機は、“弁護士として弱者に寄り添った経験から、もっと多くの人の役に立ちたい”とのことでした。本来、個人的な問題だとも言えるんですが、高潔な動機と今回の一件との整合性をつけるのは難しく、有権者はなかなか納得しないでしょうね。不倫しても議員を続けている人はいますし、現時点で広瀬氏が参院議員を辞職する動きがあるとは聞いていません。ただ、辞めるにしても直近の補選に絡まないようにしてほしいと官邸側は突き放している印象ですね」(同)
広瀬氏は報道後にコメントを発表し、「不徳の致すところ」として謝罪する一方、職にとどまって信頼回復に努める意思を表明している。小沢王国をせっかく打破した与党としても、また新たな戦いを迫られるのは避けたいところだろう。
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