「離婚しない男」篠田麻里子のセリフは「喘ぎ声まで細かく台本に書き込みました」鈴木おさむ氏が明かす濃厚ラブシーンの撮影裏

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Last Updated on 03/17/2024 by てんしょく飯

 

テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(毎週土曜よる11時30分~※16日は1時間拡大スペシャル)の「最終回直前!!特別試写会&NG無し!囲み取材会」に主演の伊藤淳史、共演の篠田麻里子、脚本の鈴木おさむ氏が出席。最終回放送を直前に控え、撮影を振り返った。

 

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◆伊藤淳史主演「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」

 

大手新聞社の社会部エース記者・岡谷渉(伊藤)は、妻・綾香(篠田)の不倫を目撃し離婚を決意。相棒となった探偵・三砂裕(佐藤大樹)とともに、妻の不倫の証拠集めに勤しみ、勝率1割の困難な戦いに挑む。妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディとなっている。

 

◆鈴木おさむ氏、篠田麻里子の決断を絶賛

 

冒頭の挨拶では「僕はあまりネットとかを見ないんですが、たまに見たときに調べているわけでもないのにこんなに『離婚しない男』の記事が出てくるのは初めての経験で、本当にドラマが盛り上がっているんだなと感じています」(伊藤)、「ネットのニュースをたくさん見る機会があり、こんなに記事にしていただいたのは本日集まってくださった皆さんのおかげです、ありがとうございます」(篠田)、「誰かの離婚会見なんじゃないかというくらい(笑)、こんなに集まっていただいて、ありがとうございます。こうやって最終回の日を華々しく迎えられたのも、皆さんにたくさん記事にしていただいた結果だと思います」(鈴木)と語り、大きな話題となった今作の影響力を3人ともに噛みしめた。

 

毎回SNSを中心に大きくバズっていた過激な“おさむワールド”に関しては「本当に反響がすごくて。見逃し配信の再生数も、三砂裕役の佐藤大樹くん(FANTASTICS)がどれだけすごいことなのか熱く語ってくれて、実感しました。周囲の評判も良かったので、うれしかったです」(伊藤)、「私もいろいろな方から連絡をいただきました。最初は不安も大きかったですが、良い反響があり、自分の中でほっとした瞬間がありました」(篠田)と手応えを感じていたそう。また篠田の登場が、1話放送まで伏せられていた件について鈴木は「(篠田の顔が隠された)あのメインビジュアルは斬新でしたね。ドラマもいろいろな形があっていいと思っていて、これにチャレンジしたことがすごい。何より、綾香役を受けてくださった篠田さんの決断が、このドラマの成功につながっていると思います」と絶賛した。

 

◆篠田麻里子「離婚しない男」一番お金がかかっているところ明かす

 

また鈴木からは、1話を伊藤、水野美紀らキャストと共に観ていたことが明かされ、「水野さんが、SNSの意見を見ていて、良い書き込みが多くなってくると『よしっ!』って言ったんです。それを目の当たりにして、僕は泣きそうになりました」と回想。改めて、チームワークの良さを強調した。

 

そして毎回、渉の身体の一部が破損する場面がSNSで盛り上がっていることを指摘されると伊藤は「レントゲンカットが絶妙ですよね」と語るが、すかさず篠田から「あれが、一番お金がかかってるらしいですよ(笑)」とツッコミが。夫婦役として、息が合っているところを見せた。

 

また、「(綾香が首につけていた大きな鈴など)変なことをやっても良いんだという雰囲気が現場に充満していたからこそ、他のドラマにはないものが生まれた」と鈴木が語ると、篠田も「現場でも、いろんなアイデアが出てきましたよね」と同調。伊藤も「さらに良いものを、という気持ちがあふれ出ていた」と、チームが一丸となって、話題作が生まれたことを口々にコメントした。

 

◆伊藤淳史&篠田麻里子、鈴木おさむ氏の脚本を絶賛

 

伊藤も、篠田も「振り切った演技ができるのは、鈴木おさむによる脚本があるからこそ」と声を揃える。「なかなかあそこまで振り切れる作品なんてないので、すごいチャンスだなと思いました」(篠田)、「第1話の、綾香がすごい表情で『痛いの痛いの飛んでいけ!』というセリフは衝撃で。綾香なのか、篠田さんなのか…なにか、お芝居を超えている感じでした(笑)」と、“おさむワールド”の中に入り込んでいたからこそ、今回の役を演じ切れた模様。これを聞いた鈴木は「伊藤くんの渉は本当にハマり役でしたよね。より魅力的になるように、これでもかとひどいことを起こしてやりました(笑)。綾香に関しては、喘ぎ声まで細かく台本に書き込みました。育児をしながら執筆していたのですが、何をやっているんだ?と思いましたが(笑)、だけど、そこまで書くことが脚本家としての意地ですし、篠田さんが安心して演じられるうえで、大事なことだと思ったんです」と、改めて2人の熱演をねぎらった。

 

◆伊藤淳史・篠田麻里子・鈴木おさむ氏、子供に「離婚しない男」観せる?

 

続く、記者からの質疑応答では、全員子を持つ親だけに「いつかはお子さまにも観てもらいたいと思いますか?」との質問が。地上波ギリギリの過激作だけに、これには「娘が小2なんですが、実は小学校の同じクラスの友だちが観ているらしいんです。それで『パパ、友だちが「離婚しない男」を観てるらしいんだけど、私も観てみようかな』って言い始めて、それはそれで困ったなと(笑)。『それはまだ観なくていいんじゃないかな』って、今はごまかしている段階(笑)」(伊藤)、「うちはまだ3歳なので、だいぶ先かなとは思っています(笑)。私にとってきっかけになったありがたい作品ですし、一生懸命全力でぶつかる機会をいただけた作品なので、娘にも胸を張って観せたいと思っています」(篠田)、「高校生くらいになったら、観てもらっても全然構わないです(笑)」(鈴木)と盛り上がる。

 

◆鈴木おさむ氏「離婚しない男」最終回のあるセリフを言えるのは「世界中で篠田麻里子だけ」

 

また、「全話観れば印象が変わっていく」という意見が出ると、鈴木は「まさにその通りで…。最終回で綾香が“あるセリフ”を言うんですけど、篠田さんが演じてくれることが決まったときから、最後にああいうことを言わせたいと決めてたんですよ。俳優さんにとって“この人しかできない芝居”ができることは幸せだと思うのですが、『あのセリフを最終回で言ってはまるのは、世界中において篠田麻里子が演じる綾香しかいない』と僕は思っていて…。だから、最後まで観ていただけると、なかなかクレージーではありますけど(笑)、印象が違うのかなと思っています」と、胸の内を明かすのでした。

 

◆篠田麻里子、藤原紀香&観月ありさとの共演振り返る

 

さらに、各々の怪演が印象的でSNSでも話題沸騰となった竹場ナオミ(藤原紀香)、大洗美子(観月ありさ)に関しては、「藤原紀香さんとの共演は、最初はものすごく緊張してドキドキしていたんですけど、紀香さんが転んでキスをしてしまうというスローのシーンがあったんですが、実はキスがバウンドしてるんです。紀香さんが前向きに積極的にやってくださったからこそ、あのシーンが誕生したんだと思います」(伊藤)、「小さい頃から見ていた観月さんと共演できたこともうれしかったですし、”ビリビリ”にこんなにも反応するんだ!と、リアクションの大事さをすごく感じました」(篠田)と、リスペクトを送った。

 

そして、改めて鈴木氏が書いたセリフに関して聞かれた篠田は、「セリフを読んでいて、言葉にすることができないっていうことは今まで経験したことがなかったのですが、今回は『ここのこのセリフが言えない…!』ということがすごくあったんです。後々、おさむさんに聞いたら、『このセリフは篠田さんに言わせたかった』と言ってくださったんですけど、それを聞いて、『あぁ人生に無駄なことってないんだな』と感じました。一歩踏み出したような感覚がありました」と女優として、人間としての成長をしみじみと語ってくれた。

 

◆WOLF HOWL HARMONY、サプライズ登場

 

またこの日は、主題歌『Frozen Butterfly』を歌い、毎話オンエアのたびにSNSにて、リアルタイムで実況投稿を行ってドラマを盛り上げたWOLF HOWL HARMONYがサプライズ登場。同曲を伊藤、篠田、鈴木の前で生披露した。これには伊藤も「大好きな曲でいつも聴いています!失礼ですけど…超上手いですね(笑)!泣きそう…」と感動。一方の篠田も「生で観れるなんて!ゾクゾクしました!!」と、瞳を輝かせた。

 

さらには、彼らの先輩にあたる佐藤が、同曲のTikTok用のオリジナルダンスを考えたという話題から、そのダンスを篠田と一緒に踊りたいとWOLF HOWL HARMONYから熱烈リクエストが。篠田は「AKBを卒業して10年ですので、ダンスをそれ以来(笑)」とブランクを匂わせるが、実際には数分の打ち合わせでフリを完璧にマスター。「WOLF 麻里子 HARMONY」として、息ピッタリのダンスを披露した。これには伊藤も「さすがです!」と感嘆。篠田は「私もTikTokでやりたい!」と笑顔がはじけた。

 

最後の挨拶では、「最終回は”究極の愛”をテーマにした、まったくテイストが変わったドラマにもなっているなと個人的には感じています。最後の最後まで、1人でも多くの人に観ていただいて、心に届く作品になればいいなと思います」(伊藤)、「私自身もこの作品に携われてうれしく思いますし、最終話も含めて皆さんに観ていただきたいシーンがたくさんあります。大人になるとできなくなった”許す”ということについて、考えることができました。最終話も心に響くところがたくさんあると思うので、ぜひ皆さんに観ていただけたらと思います」(篠田)、「僕の、最後の地上波連続ドラマとなったこの作品が、たくさんの人に観ていただいて話題となり、作り手としては最高の人生だったと思っています。今日の最終回、最後にビックリするようなことがいっぱい起きるんですけど、さらにたくさんの方に観ていただいて、どうにか最後にトータル3000万回再生とか行けたら、いいニュースになると思っています。数字にこだわるわけじゃないですけど、うれしいですからね。本当にたくさんの方に見ていただいて、感謝しています」(鈴木)と、最終回をアピールし、会見は終始和やかに大団円を迎えた。

 

◆「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」最終話あらすじ

 

岡谷渉(伊藤淳史)と妻・綾香(篠田麻里子)は、司馬マサト(小池徹平)と渉を裏切った探偵の三砂裕(佐藤大樹)によって、愛娘・心寧(磯村アメリ)を誘拐されてしまう。

 

弁護士の財田トキ子(水野美紀)によると、マサトは渉に学生時代から積年の恨みを抱いているというが、その原因を渉は思い出せずにいた。

 

やがて心寧がいる場所が裕から送られてきて、監禁されているであろう廃墟へと到着する渉と綾香。しかしそこにはマサトが仕掛けた爆弾があり、心寧がいる部屋のドアを開けた瞬間に爆発するよう設置されていて、マサトは爆発までのカウントダウンを開始する。心寧の安否はいかに…。

 

そして渉と綾香の、心寧の親権をめぐる争いの行方は?運命の最終回。

 

 

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