Last Updated on 03/22/2024 by てんしょく飯
「怒鳴るジジイのせい」JR東日本「みどりの窓口」廃止に集まる不満…おじさん1人に3人がかり対応の “本末転倒” も
「みどりの窓口」の廃止が、進んでいる
JR東日本の「みどりの窓口」の廃止が、各地で進んでいる。チケットレス化やモバイル化の加速と、経費節減の一環で、現在およそ220カ所ある窓口は、新幹線や特急の停車駅など利用が多い場所を除き、2025年までに140カ所ほどに縮小される。
「窓口を閉鎖した駅には、代わりに『話せる指定席券売機』を設置。操作に不慣れな人はオペレーターを呼び出し、声による案内を受けられますが、操作に戸惑う人も多く、後ろに長い列をつくってしまうケースも起きています。
Xでは、2024年3月、《周辺駅のみどりの窓口をすべて潰した末路がこれ》という一文とともに、『みどりの窓口』に63人が待っていることがわかる写真が投稿され、物議を醸しました」
窓口を減らすのはJR東日本だけではなく、鉄道会社各社の共通した方針だ。こうした姿勢に対して、SNSには「お年寄りにはわかりにくい」という声も含め、さまざまな意見が噴出している。
《券売機でできることはあくまで『大半』であって、できないこともやはりある》
《待ち時間が非常に長いです。しかも、その待ち時間の間、端末を占有してしまうので、後ろに並んでいる人も使えないといったアホなことが現実に起こってます》
《県で一番大きな駅の緑の窓口に行くと、外国人旅行者が並んでいます。緑の窓口だと1分で済んだのに、券売機を使うと慣れないこともあり、3回やり直して5分ほどかかりました。私はギリ対応できる世代ですが、私の夫は使えず、あきらめて帰ってきました》
《チケットレス使えない路線でネット予約していったのに、一つしかないみどりの券売機でおじさんが詰まってそれに駅員2人と券売機の向こうのオペレーター3人がかりで対応してて、後ろは行列になってて、結局自分はネット予約をキャンセルして電車内で切符を買うことになった》
こうした具体的な例も交えた批判に加え、ネットでは、
《怒鳴るジジイのせい》
と、一言で片付ける声も――。
21日、信濃毎日新聞が公開した《みどりの窓口廃止に「公共交通機関として終わってる」 SNSで批判が起きる理由を専門家に聞いた》という記事で、シンクタンク「交通経済研究所」は、「人の姿が見える有人窓口は、困ったときに駆け込める最後の砦という安心感がある」とコメントしているが、同じように捉えている人は多いのだろう。
「みどりの窓口」廃止によって、利用者の不便が増さなければいいのだが。
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