Last Updated on 10/18/2023 by てんしょく飯
2023年10月2日からNHK「連続テレビ小説」第109作目『ブギウギ』放送。戦後の歌手で「ブギの女王」といわれた笠置シヅ子をモデルにしたフィクションとして制作される。
本作のヒロイン・花田鈴子(はなだ すずこ)は「香川生まれの大阪育ち」
大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子(趣里)は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫(てんしんらんまん)な女の子です。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していきます。
昭和13年、鈴子は上京。そこで、人気作曲家・羽鳥善一(草彅剛)と出会い、大きく運命が変わります。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていきます。
その後、鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌います。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」です。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡ります。鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていきました。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていきます。
宮本亜門、破天荒な天才作詞家。藤村薫を演じる。
- プロフィール
- 1958年 新橋演舞場の向かいの喫茶店で生まれる。
- 海外での活躍
- ミュージカル『太平洋序曲』(Pacific Overtures)
- ミュージカル『アイ・ガット・マーマン』
- 現代オペラ『TEA:A Mirror of Soul』
- ミュージカル『UP IN THE AIR』
- ミュージカル『The Fantasticks』 (邦題:ファンタスティックス)
- 舞台劇『金閣寺』
- オペラ『魔笛』
- 和太鼓 DRUM TAO『DRUM HEART』(邦題:『百花繚乱「日本ドラム絵巻」』)
- 能 x 3D『幽玄 YUGEN:The Hidden Beauty of Japan』
- 朗読劇『Fanatic Artist Hokusai』(邦題:『画狂人 北斎』)
- オペラ『Le Pavillon d’or』(邦題:『金閣寺』)
- 能 x 3D『幽玄 YUGEN』
- NHK「連続テレビ小説」『ブギウギ』
プロフィール
生年月日 1958年1月4日
出生地 東京都中央区
血液型 O型
職業 演出家
事務所 ホリプロ スポーツ文化事業部
1958年 新橋演舞場の向かいの喫茶店で生まれる。
1987年 『アイ・ガット・マーマン』で演出家デビュー。翌年、文化庁芸術祭賞受賞。
1998年 初監督作品 映画『BEAT』で、ヴェネツィア国際映画祭に正式招待される。
2001年 『アイ・ガット・マーマン』を米・スタンフォードセンター・リッチフォーラム劇場で上演。
2004年 ニューヨーク、オン・ブロードウェイにて、ミュージカル『太平洋序曲』 (Pacific Overtures) を東洋人初のブロードウェイ演出家として手がける。
2004年 ミュージカル『INTO THE WOODS』の演出で朝日舞台芸術賞の秋元松代賞を受賞。
2005年 『太平洋序曲』がトニー賞4部門でノミネート。
2007年 『TEA: A Mirror of Soul』を米・サンタフェ・オペラをアメリカンプレミアとして上演。
2008年 新作ミュージカル『Up In The Air』を世界初演として米・ワシントン・ケネディセンターで発表。
2010年 4月にKAAT 神奈川芸術劇場の初代芸術監督に就任。6月にミュージカル『ファンタスティックス』をロンドン・ウエスト・エンドで上演。
2011年 1月に開館を迎えたKAAT 神奈川芸術劇場のこけら落としとして三島由紀夫原作の『金閣寺』を上演。7月に米・ニューヨークのリンカーンセンターフェスティバルの招聘として同作を上演。
2012年 演出家として25周年の節目となる。ミュージカル『ウィズ〜オズの魔法使い〜』(主演:増田有華)を演出。第25回日本メガネベストドレッサー賞文化界部門受賞。
2013年 5月『TEA: A Mirror of Soul』をカナダ バンクーバーオペラで再演。8月 市川海老蔵自主公演『ABKAI』で初の歌舞伎演出。9月には欧州初演出として、モーツァルト『魔笛』をオーストリアにて世界初演。
2015年 7月モーツァルトの亜門版オペラ『魔笛』が、コンピュータRPGとなって世界初登場。7月16日の初日に東京文化会館の劇場にて、緞帳に貼り出されたQRコードでゲームアプリをダウンロードできる。ポーランドの映像作家たちが半年かけてアプリを作り、ロンドンのPocket Gamer Awards2015にて三部門の賞を獲得。初めてのお披露目となる。
2015年10月、上賀茂神社の式年遷宮での奉納舞台『降臨』を演出。
2016年2月、ニューヨーク、オフ・ブロードウェイにて、DRUM TAO『DRUM HEART』を演出。
2016年3月、三島由紀夫作『ライ王のテラス』を演出。カンボジアの舞踏家やパフォーマーを招き、共同制作を行った。
2016年10月、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会などに向けた「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」(主催:文部科学省)の文化イベント公式プログラムとして、『The Land of the Rising Sun』を演出。
2016年10月、日本・シンガポール外交関係樹立50周年を記念し、世界で初めて能と3D映像を融合させた『幽玄 YUGEN: The Hidden Beauty of Japan』(観世流能楽師出演)をシンガポールにて世界初演。
2017年7月、ロンドン 大英博物館のグレート・コートにて、葛飾北斎の晩年を描いた朗読劇『Fanatic Artist Hokusai(画狂人 北斎)』を演出。
2018年3月、フランス国立ラン歌劇場にて、オペラ『金閣寺』(三島由紀夫原作、黛敏郎作曲)を演出。
2018年9月、フランス・ヴェルサイユ宮殿オペラハウスにて、能と3D映像を融合させた『YUGEN 幽玄』を演出。
2018年10月、黒澤明監督の名作映画を世界で初めてミュージカル化した『生きる』(主演:市村正親、鹿賀丈史(Wキャスト))を演出。
2019年2月に健康番組『名医のTHE太鼓判!』(TBS)で受けた人間ドックで、前立腺にがんのあることが判明する。同年4月12日に会見を行い、5月22日に前立腺の摘出手術を受けた。6月1日、退院を報告。 術後すぐの公演として7月には、フィギュアスケート×源氏物語『氷艶hyoen2019〜月光かりの如く〜』(主演:髙橋大輔)を、スケーターだけではなく、役者、歌手、アクロバットなどを掛け合わせて演出した。
2020年1月に仏・ストラスブールにてリヒャルト・ワーグナーのオペラ「パルジファル」(ラン国立歌劇場)を初演出。
2022年4月、コロナ禍において、YOUTUBE上で医療従事者やエッセンシャルワーカーに向けた「上を向いて歩こう」プロジェクトを立ち上げ、話題を呼んだ。
2020年12月には、米・映画「チョコレードドーナツ」を、パルコ劇場にて世界初演。
2022年3月に、東京で初演出したプッチーニのオペラ「蝶々夫人」(衣装:高田賢三)を、ドイツ・ドレスデンのザクセン州立オペラにて上演。
海外での活躍
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ミュージカル『太平洋序曲』(Pacific Overtures)
2000年、新国立劇場で上演。この作品の作曲家のスティーヴン・ソンドハイム (Stephen Sondheim) が、高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式に参加するために東京にいたことと、作詞家のジョン・ワイドマン(John Weidman)が、劇団四季のミュージカル上演のために東京にいたことが重なり、亜門版『太平洋序曲』(Pacific Overtures)を観劇。亜門が巨匠のように崇めているスティーヴン・ソンドハイムの評価と関心が高く、「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞スピーチで、自分自身の事ではなく亜門演出がいかに素晴らしかったか讃えたほどだった。2002年には、リンカーンセンターの国際フェスティバルと、ワシントンD.C.のケネディーセンターへ招聘された。2004年には、アメリカ人キャストでニューヨークのオン・ブロードウェイで東洋人初の演出家としてデビュー。翌2005年にはトニー賞において同作品は4部門にノミネートされた。
ミュージカル『アイ・ガット・マーマン』
2001年、アメリカ・スタンフォードセンター・リッチフォーラム劇場で上演するため、ニューヨーク・マンハッタンに滞在。数日後に初日を迎えようとした9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が起こる。その朝、稽古場へ向かう途中のグランドセントラル駅でテロを知る。上演は出来たものの、極度のストレスを感じテロの喧噪から逃れるため、2週間後タイ王国のバンコクへ行く。滞在初日に交通事故に遭い重傷を負うも一命を取り留める。顔面から頭部にかけ50針〜150針縫合する重傷であった。フロントガラスを突き破り15m投げ出されたという。
現代オペラ『TEA:A Mirror of Soul』
2007年、アメリカのサンタフェ・オペラで作曲家タン・ドゥン(譚盾)の推薦で『TEA: A Mirror of Soul』を初めてのオペラ形式で演出し、アメリカンプレミアとして上演される。2010年2月にはアメリカ・フィラデルフィアオペラ(The Opera Company of Philadelphia)にて作曲家タン・ドゥン(譚盾)の指揮で上演。2013年5月にカナダのバンクーバーオペラにて再演。
ミュージカル『UP IN THE AIR』
水上勉の「ブンナよ、木からおりてこい」を原案にした作品。2008年、ワシントンD.C.のケネディーセンター(The Kennedy Center)で、ドリームガールズの作曲で知られるヘンリー・クリーガー(Henry Krieger)を起用し世界初演。
ミュージカル『The Fantasticks』 (邦題:ファンタスティックス)
2010年6月、ロンドンのウエストエンドで上演し、ウエストエンドデビューを果たす。
舞台劇『金閣寺』
2010年4月にKAAT 神奈川芸術劇場の初代芸術監督に就任し、2011年1月のこけら落としで三島由紀夫原作の「金閣寺」を舞台化。7月には、『太平洋序曲』(Pacific Overtures)に続いて2回目となる、NYリンカーン・センター・フェスティバルに正式招聘された。2012年1月にはアメリカからの凱旋公演として東京、大阪で再演された。
オペラ『魔笛』
2013年、オーストリア・リンツ州立歌劇場のシーズンオープニングとして抜擢。9月に世界初演。欧州でのオペラ初演出。
和太鼓 DRUM TAO『DRUM HEART』(邦題:『百花繚乱「日本ドラム絵巻」』)
2016年2月、ニューヨーク オフ・ブロードウェイにて上演。初の和太鼓演出作品
能 x 3D『幽玄 YUGEN:The Hidden Beauty of Japan』
2016年10月、日本・シンガポール外交関係樹立50周年を記念し、シンガポール・リバーナイトフェスティバルにて世界初演。観世流能楽師出演
朗読劇『Fanatic Artist Hokusai』(邦題:『画狂人 北斎』)
2017年7月、ロンドン 大英博物館で開催された特別展「Hokusai: beyond the Great Wave」との連携企画として、同博物館グレート・コートにて、葛飾北斎の晩年を描いた朗読劇を演出。
オペラ『Le Pavillon d’or』(邦題:『金閣寺』)
2018年3月、フランス国立ラン歌劇場にて、オペラ『金閣寺』(三島由紀夫原作、黛敏郎作曲)を初演出。
能 x 3D『幽玄 YUGEN』
2018年9月、フランス・ヴェルサイユ宮殿オペラ劇場にて、皇太子徳仁、フランス共和国大統領エマニュエル・マクロンの臨席のもとに観世流の能楽師と上演。皇太子はその後の晩餐会にて「まさに伝統と革新が融合した方法で能の幽玄の精神に触れる機会を共有できましたことをうれしく思います。文化・芸術を愛する日仏両国の国民が、その魂を響き合わせることのできた素晴らしい時間であったと信じます。」と述べた。
NHK「連続テレビ小説」『ブギウギ』
時は昭和、戦後敗れた日本で人々は沈んでいました。
そんな日本を、響き渡る軽快なリズムと明るい歌声で元気づけたのは一人のシングルマザー歌手でした。
冒頭は花田鈴子の華やかなショーから始まった物語ですが、時代は一旦大正15年花田鈴子の子ども時代までさかのぼります。
はな湯の看板娘、花田鈴子は歌って踊ることが大好きな天真爛漫な女の子。
親友のタイ子ちゃんのお母さんから日本舞踊を習っています。
タイ子ちゃんは同じクラスの松岡という男の子が好きですが、鈴子のタイプはペリーさん。
同じクラスの男子なんて乱暴でえばってて眼中にありません。
実家のはな湯には個性豊かな常連客が集い、みんなの前で歌を披露することが鈴子の日課でもあります。
ある日、鈴子は毎回「アホのおっちゃん」がタダでお風呂にはいれるのは「義理と人情」で世の中が成り立ってるからであるとを知ります。
「義理と人情」、意味はよくわからないけれど鈴子はその言葉に強く心惹かれるのでした。
宮本亜門、破天荒な天才作詞家。藤村薫を演じる。
羽鳥に依頼され、鈴子の新曲の作詞をする。
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