紹興酒30本! JR東日本代表取締役の“アルハラ”で社員が救急搬送されていた《社長就任へ》

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Last Updated on 01/18/2024 by てんしょく飯

 

1月17日、JR東日本は喜勢陽一副社長(59)が4月1日付で社長に就任する人事を発表した。同社で旧国鉄民営化後の入社組が社長になるのは初のこと。

 

会見で「新しい時代を社員と一緒に築いていきたい」と意欲を示したという喜勢氏。しかし喜勢氏を巡っては2022年6月、「週刊文春」が会社の懇親会で起こした“乱痴気騒ぎ”を報じていた。一体何があったのか。当時の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年6月30日号 年齢・肩書きは掲載当時のまま)

 

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泥酔した社員が救急車で搬送される事態が起こっていた

 

JR東日本代表取締役の喜㔟(きせ)陽一副社長(57)が主催し、社員ら計14人が参加した懇親会で、泥酔した社員が救急車で搬送される事態が起こっていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

 

事が起きたのは6月8日の午後7時ごろ。新宿のとある中華料理店で、JR東日本の「人材戦略部」の社員が集まり、個室で宴会を行っていた。頼んだのは2時間飲み放題で、7700円のコースだった。少し遅れて喜㔟氏が加わり、慰労の挨拶をして宴が始まった。

 

喜㔟氏は東大法学部を卒業後、1989年にJR東日本に入社。2014年に人事部長となり、翌年には執行役員へと出世するなど、エリート街道を歩んできた。2018年には常務となり、昨年6月には副社長に就任した。JR幹部が言う。

 

「喜㔟さんは、会社の女子柔道部やランニングチームの役員に就くなど、体育会系的なところがあり、とにかく酒が強いんです」

 

 この日の宴会でも、次から次へと様々な酒が個室に運ばれていった。

 

「喜㔟さんはよく、挨拶の際に『乾杯の意味は“杯を乾かす”ことである』などと言って、お酌を受ける際には、グラスを空にしなければならない。だから必然的に一気飲みをする機会が増えていく。いくら無礼講と言えども、逆らうことは出来ず、部下は喜㔟さんのペースに合わせ、勧められるがまま飲む他ありません」(JR東日本関係者)

 

結局、この日はワイングラスに次々と紹興酒が注がれ、600mlの中瓶が30本以上空になったという。当日、居合わせた客が証言する。

 

救急車二台が出動する騒ぎ

 

「九時過ぎには泥酔状態となった方が、トイレで嘔吐したり、店のフロア内で吐いたりと、酷い有様になっていた。店外でうずくまって動けなくなる人まで現れ、最終的には救急車二台が出動する騒ぎとなったのです」

 

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)代表の今成知美さんが指摘する。

 

「お酒を勧めた側に強要の意識がなくても、そこに上下関係などがあれば、アルコールハラスメントに成り得ます。主催者は、飲まなければいけないという空気が、醸成されないよう配慮する必要があります」

 

喜㔟氏の回答「それはちょっと承知していませんが」

 

こうした乱痴気騒ぎについて、宴会を主催した喜㔟氏は何と答えるのか。自宅のインターホンを押した。

 

――先日の宴会で社員が救急車で運ばれている。

 

「それはちょっと承知していませんが」

 

――アルコールハラスメントではないか。

 

「特にお話しすることはありませんので、失礼します」

 

だがJR東日本に取材を申し込むと、事実関係は概ね認め、こう回答した。

 

「副社長がお酒を勧める場合もありますが、基本的にはそれぞれの社員がそれぞれのペースで飲酒しております。なお、乾杯発生時に『乾杯の意味は“杯を乾かす”ということである』との発言はありましたが、それをもって宴席中に酒を強要するようなことはありませんでした。懇親会において度を超した内容があったことは反省点として受け止めております。関係の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。今後、再発防止を図るべく、社員教育を再徹底してまいります」(広報部)

 

このほか、中華料理店の店員にJR東日本の社員が名刺を出すよう求められた際に取った行動、国鉄民営化30年を迎えた年に喜㔟氏が経営陣に進言したことなど、「週刊文春電子版」で詳報している。

 

 

 

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