Last Updated on 04/07/2024 by てんしょく飯
「たくさんの方々にキスされました」発言も…4月ドラマでも主演 篠原涼子 大女優への道のり
不良グループとつるむことが多かったという中学時代
4月から放送のドラマ『イップス』(フジテレビ系)で、小説が書けなくなった作家を演じる篠原涼子(バカリズムとのW主演)。『アンフェア』(フジテレビ系)や『ハケンの品格』(日本テレビ系)など、クールな役どころから、母親役など幅広い役を演じてきた彼女が新たなる一面を見せてくれそうだ。この演技の幅広さは、これまで彼女が歩んできた波乱万丈な道のりも、その一因となっているのではないだろうか。
篠原は’73年8月13日生まれ、群馬県桐生市出身。自らの出身地を「コンニャクとネギとギャンブル」「パチンコが盛んなの。あと、競艇とかオートレースも」(週刊プレイボーイ’03年3月25日号)と紹介するほど、にぎやかな町で少女時代を過ごした。子どもの頃から歌手、特に中森明菜に憧れ、中学時代は不良グループとつるむことが多かったというが、自らオーディションに応募し、’90年に東京パフォーマンスドール(TPD)のメンバーとしてデビュー。
「たくさんの方々にキスされました。数が多くて覚えていません」
TPDとしてライブ活動を行う傍ら、伝説的なバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)にも出演。コントでは鼻フックをされるなど体を張り、松本人志や浜田雅功らに身体を触られたり、頭を叩かれながらも、根性で乗り切った。後に「たくさんの方々にキスされました。数が多くて覚えていません」と語るほど、現在のコンプライアンスでは考えられない修羅場を乗り越えてきたのも、生来の負けず嫌いからだろうか。
そんな彼女の大きな転機となったのは’94年に小室哲哉プロデュースのシングル『恋しさと せつなさと 心強さと』の200万枚の大ヒットだろう。この曲はその後日本中を席巻することになる小室サウンドの、初のミリオンヒットとなった。さらに’23年にボーカルをリテイクした『恋しさと せつなさと 心強さと 2023』をリリース。「子どもたちが必ず『恋しさと~』を私に歌ってとリクエストするので、あの曲は絶対に歌います」(週刊ポスト’18年8月31日号)というほど思い入れの強い曲であり、彼女の人生を変えた曲を今でも大切にしているという。
小室と篠原との出会いはヒットの数年前に遡り「まだ原宿『ルイード』に10名くらいしか客が入っていない頃から涼子をじっと見つめていた男(※小室)がいた」(View’96年1月号)というほど、篠原を早くから見出していた。さらに「’91年、TMNのシングル『Love Train』のプロモーション・ビデオを撮影する時には、すでに名指しで涼子の出演を要請している」(同)と、稀代のヒットメーカーとなる小室哲哉の先見の明も光る一件となった。
15歳年上のヘアメイクとの交際…そして、不倫、略奪婚
一方、プライベートでは15歳年上のヘアメイクと交際を続け、結婚間近と噂されていた。
そんななか起きたのが、市村正親との不倫、略奪婚だ。’01年に舞台『ハムレット』で市村と共演した篠原は、そのことがきっかけで急速に仲を深めていった。しかし、当時の市村は同じく劇団四季出身で14歳年下の女優と婚姻関係にあり、舞台裏を見舞った彼女と篠原は何度も顔を合わせていた。
やがて、市村と彼女は別居を経て離婚。’05年に篠原は市村と結婚する。2人の息子を授かり、母として、女優として活躍を続け、この時期に主演したドラマ『アンフェア』(フジテレビ系)シリーズや『ハケンの品格』が立て続けにヒット。“クールな女”を演じる女優としてのイメージが定着した。
アイドルから歌手、そして女優と活動の幅を広げ、大女優として認知され、よき母としての顔も持っていた篠原だったが、’21年に離婚。子どもの親権も市村が持つことになった。さらに離婚と前後して篠原の不倫疑惑が浮上。相手は韓国のアイドルグループ「SUPER NOVA」のメンバー、グァンスと報じられ、またしても不倫疑惑が注目されることとなった。
それでも、女優・篠原涼子としての評価は落ちることなく、ドラマ『金魚妻』(Netflix)では主演に加え、19年ぶりに主題歌を担当するなど、その存在感を見せつけた。
近年では主婦や母親役もこなし、『イップス』ではスランプに陥った小説家を演じる篠原。この春はより一層磨きがかかったであろう彼女の演技やコメディエンヌぶりに注目したい。
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