Last Updated on 03/22/2024 by てんしょく飯
水原一平氏登場の中学英語教科書が検定通過…HIKAKINさんやカリスマホストROLANDさんも掲載
中学校教科書の検定結果が公表
来年春から使われる中学校教科書の検定結果が公表された。合格図書のなかには違法賭博の問題で解雇された大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏も掲載された。
今回の検定対象は、中学生が来年4月から使う教科書など。101点の教科書が合格した一方、1点は不合格、2点が合否の判断を延期する「検定決定未了」となった。
中学3年生向けの英語の教科書には、メジャーリーガーの大谷翔平選手の通訳を務めていたものの違法賭博問題で解雇された水原一平氏が掲載されている。
「どのように大谷翔平選手を支えているか」というテーマで、「水原さんは大谷選手がチームに馴染めるよう助けると同時に、私生活もサポートしている」となどと書かれている。
水原氏が教科書に掲載されたのは、検定時点ではこれが初めて。
大谷翔平選手や将棋の藤井聡太八冠は今回も多くの教科書に掲載されたほか、道徳の教科書ではYouTuberのHIKAKINさんやカリスマホストとして知られる実業家ROLANDさんも掲載された。
また、ほぼすべての教科書に動画や音声などにアクセスできる「QRコード」が掲載された。
1年生の英語の教科書では、前回の2019年度の検定でおよそ300個のQRコードが掲載されたが、今回はおよそ500個と大幅に増えた。
生徒が1人1台のタブレット端末を使いデジタル教材にアクセスすることでリスニング学習への効果が期待されている。
また、LGBTなどジェンダーについての記載が増えたほか、AIについても多くの教科書で扱われている。
安部元総理の銃撃事件についても検定時点としては初めて歴史の教科書に記載された。
文科省は、今回の検定で2点の教科書について合否の結果を延期する「検定決定未了」とした。
理由については、「検定の内容が外部に漏れていたため、どのように漏れたかなどについて精査する必要がある」としている。
文部科学省の規則では、検定結果の公表までは、申請している教科書や審査に関する資料などについて、「外部の者の知るところとならないよう適切に管理しなければならない」と定めている。
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