Last Updated on 11/28/2024 by てんしょく飯
2024年9月にフジテレビ『ぽかぽか』で不適切発言があったが、先日また同番組中に不適切発言があった。生放送の醍醐味が色々ある反面このような事象も発生する。
さてNHKではどのような体制をしているか紹介します。
『ぽかぽか』でまた不適切発言
不適切と言われる言葉は多々あるがコンプライアンス等に過敏になりすぎ、地上波での生放送番組で出演者が率直な意見や感想を発言できなくなるのではないだろうか?
11月27日放送のバラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)で、出演者が不適切な表現をしてしまった。
青山学院大学・陸上部の原晋監督(57)がゲスト出演。約1カ月後に迫った箱根駅伝の裏側を語るなかで、「1年生部員からのタレコミ」として肉離れを起こしたエピソードを披露した。その際に足を引きずりながら歩いたことを差別用語(びっこをひく)とされている表現を用いた。
「ぽかぽか」不適切発言を謝罪&取り消し 高畑淳子の「牛の屠殺みたいに」発言が「職業差別を助長するおそれ」 pic.twitter.com/AszhvwxJh4
— うららとら (@uraratora) September 13, 2024
同番組では2カ月前にも、ゲスト出演者による不適切発言があった。
「9月12日の放送回で、女優の高畑淳子さん(70)が病院で診察を受けたエピソードを披露した時のことです。医師の対応が流れ作業的だったことから、高畑さんは差別用語(牛の屠殺)とされている食肉処理を表す言葉で当時の様子を表現したのです。
NHK地上波は独自の体制で予防。
NHKではデジタル変換した映像と音声を送信局に伝送する前に極短時間ではあるが確認作業を行っている。
2024年8月にNHKラジオ国際放送で不適切発言があった事が報道されたが、これは原稿を読んでいた中国籍の外部スタッフ意図的に行ったものであった。
NHKでも当然生放送番組は多々ある。その番組中に上記民放番組のように番組中に不適切発言がそのまま放送されないような体制を講じている。
民放は生放送番組がテレビカメラで撮影され、映像と音声をデジタル変換した後に送信局に伝送され、その後家庭等にあるテレビで受信する。
NHKではデジタル変換した映像と音声を送信局に伝送する前に極短時間ではあるが確認作業をした後に送信局に伝送を行い、不適切な発言等が家庭に届くことを予防している。もしこの確認作業時に不適切な発言等が見られたら一時的に伝送するデータを差し替える。この極短時間は数秒であるが外部から問い合わせがあった場合映像と音声データは圧縮伸長されることにより発生する誤差と説明している。
このような体制をとっていても過去約20年で数回の不適切とされた件があった。
過去NHKで放送されたコンテンツで不適切とされた件は以下の通り
2020年:新型コロナ関連のアニメ動画
NHKが公式サイトで公開した、新型コロナウイルスに関する情報動画が物議を醸しました。特に、アフリカ系アメリカ人の描写がステレオタイプ的であると批判され、人種差別的だとの指摘を受けました。この件に関してNHKは謝罪し、動画を削除しました。
2013年:参議院選挙の報道中における表現
参議院選挙に関する生放送の報道中、一部の候補者に関するコメントが中立性を欠いているとの指摘を受けました。この件ではNHK側が問題の意図はなかったと説明しましたが、視聴者からの苦情が相次ぎました。
2006年:紅白歌合戦での発言
第57回紅白歌合戦で、出演者の一人が番組内で不適切とされるジョークを発言し、視聴者からの苦情が寄せられました。NHKはその後、演出上の配慮に欠けていたと謝罪しました。
2000年:教育番組での不適切な内容
子ども向け教育番組内で、一部の表現が性的な暗喩を含むと受け取られる可能性があるとして批判を受け、放送後に該当回が再編集されました。
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