スカウトメールに騙されるな!

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転職の対策

Last Updated on 02/02/2023 by てんしょく飯

 

転職活動を始めるにあたり、職務経歴書等を新たに作成または更新することから始まる方が多いでしょう。

 

それとほぼ同時期に転職情報サイト等に登録を始めることでしょう。

 

そしてしばらくすると、スカウトメールが届く。

 

転職経験の浅い方は、このスカウトメールが届いたことで順調に転職活動ができると思う事でしょう。しかし、転職というのはキャリアアップとキャリアダウンがあり、経験や実績に基づき年収を上げ希望する職種を得るキャリアアップとその逆のキャリアダウンがある。

 

スカウトメールが届いた事は転職活動としては進展であるが、あくまでも第一歩であり冷静に慎重に行動しましょう。

 

 

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天狗になりがち

どんなにキャリア豊富なビジネスマンも転職活動開始時は、不安はつきもの。いくらこの世に優秀なヘッドハンターがいようとも好条件の転職案件を直接在職者に提示して転職を誘うことは現在ほぼ無い。

 

しかし、転職情報サイト等に登録後、人材紹介会社等からスカウトメールが届くと正直嬉しい。

 

このスカウトメールをきっかけに華やかな転職の成功が近いと妄想してしまいがちだ。

 

その後あなたの転職情報サイトに登録したキャリア内容を見た人材紹介会社等から更にスカウトメールが届く。この事自体は特別な事ではなく、ビジネスの現場で然るべき経験やキャリアに基づく実績を出していれば複数のスカウトメールが届いて当然だ。

 

ここで転職経験の浅い方は天狗になるがちだ。

 

実態とはかけ離れた華やかな転職を夢見がちなのだ。

 

冷静にならなければならない。転職活動の現実はまだ始まっていない。

 

スカウトメールが届くとうれしい

どんな転職希望者もスカウトメールが届くと嬉しいのは正直事実だ。

 

しかし、大切な事はどのような組織からどのような内容のメールが届くかである。

 

さて、どのような組織からのスカウトメールだろう?

 

転職情報サイト等を介して届くスカウトメールのほとんどは人材紹介会社のコンサルタントからである。いわゆる転職エージェントである。

 

ただ転職エージェントと言っても実は多種多様である。大量にコンサルタントを抱え如何なる業種や職種を取り扱っている転職エージェントがあるかと思えば、ある業界に特化した転職エージェント、はたまた外資系企業のみを扱う転職エージェントがある。

 

よって外資系の転職エージェントも日本に多々存在し、コンサルタントも外国籍のメンバーが多く存在する。

 

転職希望者が転職情報サイト等に登録した内容にもよるが、最も多いスカウトメールは転職エージェントの営業活動としてのメールだ。それも転職エージェント組織の規模によってはコンサルトからのメールではなく、単なるリサーチャーからのメールの事も多い。

 

この場合のリサーチャーとはネットサーフィンして求人案件に応募する転職希望者を探すことである。転職エージェントはあくまでも人材を求人企業に紹介して後日得る紹介料で成り立っているので糧の素となる転職希望者を集めなければ彼らのビジネスは始まらない。

 

またどのような内容のスカウトメールだろう?

 

詐欺ではないが、転職希望者がそのスカウトメールを読んでスカウトメールを出した転職エージェントに会ってみたいと思う内容で満載な事が多い。

 

昨今はWeb面談ということもあろうが、転職エージェントのオフィスでの面談を誘うメールとなっている。あなたから見れば転職情報サイト等に登録した内容を元にメールが送られていると考えているでしょう。

 

しかし、実際のところ転職エージェントのコンサルタントまたはリサーチャーは、あなたが思うほどあなたの経歴情報を理解せずにスカウトメールを送っている。

 

それは転職エージェントのスカウトメール第一の目的は、糧の素の掘り起こしだからだ。

 

とはいうものの転職エージェントを活用する転職活動は有用なので転職エージェントの目に留まり、あなたが希望する年収や職種または労働環境を整えるためにどのように転職エージェントを活用するかは、あなたの腕に掛かっている。

 

スカウトメールは本当にスカウトなのだろうか?

これまでの説明で転職情報サイト等に登録した転職希望者に届いた転職エージェント等からのメールが、スカウトメールにならず。

 

単に転職エージェントが求人企業に紹介する人材を探す為の営業活動と捉えた方も多いでしょう。

 

敢えて転職情報サイト等を介して受け取ったスカウトメールで有頂天にならないために、注意喚起するためにスカウトメールの背景から説明したのでした。

 

しかし、あなたに確かなビジネス経験やキャリアに基づく実績があるのなら、本当にスカウトメールが来る事が不思議な事ではありません。

 

スカウトという視点から考えると、転職エージェントの中には求人を出す企業の要望に応えるべく、一般的な転職情報サイト等に一切求人情報を公開せずに転職エージェント自らその求人案件の候補となる転職希望者を探す。

 

とは言ったものの昨今企業に勤務するビジネスマンに直接コンタクトする手段はあまりなく、例え数少ない手段で求人案件の諸条件に見合ったビジネスマンにコンタクトできたとしても転職に関心を持ってもらえるかは不確かである。

 

そういった状況の中、転職エージェントは転職情報サイト等に登録した転職希望者から選別してスカウトメールと称して連絡を試みる。

 

その後、転職希望者が転職エージェントに職務経歴書等書類を送付した後にセッティングされた会議で転職希望者の経験やキャリアに基づく実績が求人案件の諸条件に見合えば、転職エージェントからスカウト的な話が行われるであろう。

 

この時のスカウトとはいかなる選考プロセスなく内定を得ることではない事をご理解いただきたい。

 

あくまでも求人企業に対して転職エージェントから推薦できる人材であるということある。但しその求人案件によっては年収数千万円から数億円となるハイキャリアな案件も含まれる。

 

あなたが想像する以上に、あなたを理解していない

既に30代または40代以降に転職した方はご承知のことかもしれないが、転職活動を行うにあたって職務経歴書を作成するが単純にこれまで行ってきた業務内容等を羅列するだけで経験やキャリアに基づく実績が不明瞭な事が多い。

 

生涯一企業で働く事を主に考えていた昭和の高度成長期の日本社会と現在は大きく変わり、人材の流動化を活用して経済的な環境および労働環境や目標をより良い状況にすることが出来る。

 

それには単純にこれまで社会人として経験したことやキャリアに基づく実績を羅列するのではなく、これまで社会人として経験したことやキャリアに基づき転職希望者は、ご自身がスペシャリストとして卓越した専門性が活かせる職種(ポジションを含む)への転職を目標に掲げ、その目標を叶えるべく職務経歴書を作成する必要がある。

 

作成した職務経歴書の内容と目標に掲げた職種(ポジションを含む)に齟齬があれば、職務経歴書の記載漏れまたは目標に掲げた職種(ポジションを含む)の設定違いが考えられるので、再度ご自身を振り返り職務経歴書再考をしなければならない。

 

この行為であなたの社会人としての過去の事実を理解できる。

 

 

スカウトメールの選別が必要だ

転職情報サイト等を介して受け取ったスカウトメールは、転職活動のきっかけとして有用であるが、転職希望者によっては登録後直ぐに10社以上の転職エージェントからスカウトメールが届く。

 

転職経験の浅い方は、全てのスカウトメールに対応しようとするでしょう。それは大きな間違いです。

 

企業での活動と違い、転職活動は転職希望者お一人で行いかつ現職の業務を平日日中等に行いますので大変限られた時間で行わなければなりません。

 

そこで届いたスカウトメールの発信元からあなたが職務経歴書を作成するにあたり目標として設定した職種(ポジションを含む)への転職に有用な転職エージェントか否か判断しましょう。

 

その判断基準は、転職希望者が設定した職種(ポジションを含む)によって大きく変わる。

 

具体的に示せば、外資系企業に転職したいのなら外資系の転職エージェントを最優先するでしょう。また転職エージェントにはある業界や職種(ポジションを含む)に特化した転職エージェントがありますので、転職希望者が目標とする業界や職種(ポジションを含む)に特化した転職エージェントからのスカウトメールなら、その転職エージェントを優先させるでしょう。

 

とはいうものの転職活動において1社の転職エージェントに頼るのは進捗性に欠ける一方同時に活動する転職エージェントは5社程度に留めて置かなければ、転職エージェントの管理に苦慮するでしょう。

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