Last Updated on 05/27/2022 by てんしょく飯
転職活動を始めて転職サイト等の求人案件閲覧していると、「非公開求人」という文字に遭遇します。
あなたがまだ20代であれば、転職サイトに掲載されている求人案件にターゲットを定め転職活動しても希望通りの転職が叶うかもしれません。
しかし、あなたが狙う転職が、高収入・高役職または外資系企業が転職エージェントに依頼して一般には情報を公開していない案件、いわゆるハイクラス案件はどんなに転職サイト等を検索しても見つかりません。
というのは、各々の転職エージェントが一切公開していないからです。このような求人情報を「非公開案件」といいます。また各企業も自社サイトに求人案件を掲載している場合がありますが、その情報は誰もが応募できる一般応募の求人案件で、重要な求人案件は公開されていません。
非公開求人 どうして非公開求人なんてあるのだろう?
一般に公開されている求人情報とは、ハローワークを含む公的機関・転職サイト・転職エージェントのサイト及び企業サイトの採用ページに掲載等され、誰もがアクセスできる情報をいいます。
一方、非公開求人は企業が特定の転職エージェントに依頼してその転職エージェント自ら求人案件の要件を満たした候補者を探し、企業と求人案件候補者とのマッチングを図る極秘の求人情報である。
一般の公開求人に比べて非公開求人を企業が競合他社への秘匿性を図ると考える方がおられる。しかし、これは日本がグローバル人材市場の中に入る前の時代の事だったでしょう。
では現在どのようなケースを非公開求人となっているのでしょう。
- 特定の要件を満たすキャリアのある人材
- ある転職エージェントが扱う紹介報酬の高い案件情報が他の転職エージェントに漏洩しないようにする
- 外資系企業が新規に日本法人設立する為にスタートアップメンバーを採用する
- 外資系企業海外本社が日本法人経営者層人材を据えかえる
このように求人情報を非公開にして、転職エージェントが候補者を厳しく選定する事で、採用を予定している企業の様々な手間が省ける。このような手間とそれに掛かる時間を企業は金銭で解決しています。
非公開求人 転職エージェント登録後、紹介される
先に説明しましたが、如何なる手段を用いても非公開求人を転職希望者が探し当てることはありません。
転職エージェント各々が、非公開求人情報を抱えており、決して他の転職エージェントに漏らすことはありません。
転職希望者が転職エージェントとの面談する中で、転職エージェントが既に確認した転職希望者の職経歴書等を元に、転職エージェント自ら非公開求人要件に見合っていた場合、紹介を受ける。
転職希望者が転職エージェントに「非公開求人」を紹介して欲しい旨、伝えても全く意味をなさない。
よって転職希望者が高いキャリアを持ち、それまでと違った転職エージェントにコンタクトすれば、驚く「非公開求人」に出会うことがあるかもしれません。
非公開求人 公開求人と変わらないこと
例え、ヘッドハンターからスカウトを受けるまたは転職エージェントから非公開求人を紹介されても求人企業から即内定が得られることはない。
いわゆるTVドラマやTVCMで見かける経営者と転職希望者が急に出会い即就職という事は現実には見かけることはない。
あくまで転職希望者が求人情報と出会うプロセスが違うだけである。
転職エージェントが求人案件要件を十分満たしている候補者と判断して求人企業へ推薦したとしても、求人企業では書類選考から始まり、一次面接・二次面接と続く。
非公開求人 メリットとは
一般に公開案件は、多くの転職希望者が応募する可能性がある。一方、非公開求人は転職エージェントが要件を満たした厳選された転職希望者にのみ紹介されるので、求人企業は転職希望者と求人案件要件とのタッチングの高さに信頼を置き選考される。
- 書類選考通過の割合が高い
- 高い役職の求人が多い
- 高い年収の求人が多い
- 転職希望者のキャリアが生かせる
- 英語等語学力が生かせる
非公開求人 注意点
転職希望者がどんなに転職エージェントに「非公開求人」の紹介を依頼しても不必要に紹介される事はありません。
20代であれば、求人案件の要件を余り満たしていなくても転職希望者の学歴や専門分野を加味してポテンシャル採用として、転職エージェントは求人企業に推薦する場合がある。しかし、「非公開求人」は要件に特殊な経験・高いキャリア・流暢な英語コミュニケーション能力等現在の社会人としての実力が問われるので甘い期待を持った転職希望者への「非公開求人」紹介はない。
自分に合った非公開案件に出会うには? 複数の特化型転職エージェントに登録
豊富なビジネス経験・キャリアを備えた転職希望者は、転職活動でもそのビジネス経験やキャリアが生かせる求人案件を探すでしょう。
「非公開求人」に出会うには、転職エージェントに登録する事から始まります。
また求人企業は、効果的に求人案件の候補者を選んでもらうために求人企業は転職エージェントを選別しています。これはどのような業種や職種を扱う転職エージェントより特定の業種や職種または外資系企業のみを取り扱う等の特化した転職エージェントに求人案件情報を流して候補者紹介を依頼します。
2018年度現在、日本には23,000事業所以上ありますので、単にTVや雑誌またはネット等で広告を出している転職エージェントに限定せず、
検索して自分のキャリアに合った専門分野を得意とする転職エージェントに複数社登録して、「非公開求人」に出会う機会を自ら作りましょう。
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