40代50代は長期戦で臨もう 転職活動20代と40代50代は大違い

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転職の対策

Last Updated on 06/05/2022 by てんしょく飯

 

20代の転職活動であれば、例え大したキャリアが無くとも学歴や学生時の専攻分野または短いけれど経験した社会人としてのキャリアを元に転職することができる。

 

しかし、それは単に業種または職種を変えただけで、本来転職活動の結果得られる収入の上昇が欠落しているケースがあまりにも多い。

 

更に多くの20代転職活動は、1~3か月以内で終えることができる。よって転職希望者の中には安易に転職を図る者もいる。

 

しかし、40代50代の転職活動は、20代のそれと全く環境が違ってくる。

 

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直接応募は止めよう

多くの方は転職活動を始めるにあたり、求人案件の検索を始めるでしょう。転職サイトを検索して安易に応募しようとしても、一般に公開されている求人案件では年齢を理由に不採用になることが多くなるでしょう。

 

また根拠もなく転職サイトに掲載されている求人案件に直接応募を繰り返しても、単に不採用件数を増やすだけでモチベーションを下げるだけで転職活動の進展には繋がりません。

 

ではどのようにして40代50代の転職活動を進めていくのでしょう。

 

まずは準備と対策を考えて行動しましょう。

 

それはこれまでのキャリアを整理した上で、非公開求人案件とのマッチングを図っていくのです。

 

それでは最初にキャリアの整理から。

 

キャリアの棚卸を再度行いましょう

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40代50代のあなたが、初めての転職活動なのか?以前に転職経験があるのか?どちらにしても職務経歴書の作成が必要となります。

 

以前職務経歴書作成の経験があって、単に前回作成分に追加するという安易な手段ではなく、唯一のあなたのキャリアを表現するドキュメントなので、在籍した企業にフォーカスせず、キャリアとして磨いた職種を表現できるように棚卸するつもりで作成しましょう。

 

特に英文職務経歴書は、以前作成した時のあなたの英語力とは向上しているでしょうから、使用していた英訳専門用語や表現を見直しましょう。

 

また初めての転職活動の方は、外資系転職エージェントサイトに日々アップデートされた職務経歴書テンプレート(日英両方)が掲載されていますので、ぜひ参考にしてあなたが経験した職種に見合った職務経歴書(日英両方)を作成しましょう。

 

慎重に転職エージェントを数社選ぶ

40代50代の転職活動で最も重要なプロセスが、転職エージェントを選ぶという行為です。

 

転職エージェントという組織は、転職希望者にとって大変有効なツールではありますが、彼らはボランティア団体ではなく営利企業です。あなたが転職を上手く進めるには、あなたのキャリアに合った転職エージェントと共に転職活動を進めることです。

 

厚生労働省によれば、2020年現在26,000を超える人材紹介事業所が日本に存在する。TVCMまたは雑誌広告等で認知度の高い転職エージェントがあるが、そのようにメディアを使い広く認知されている転職エージェントはごく一部となる。

 

しかしながら、自分のキャリアに合った転職エージェントを探すには手段が分からないという方も多いだろう。

 

最初の手段としては、転職サイトの数か所に登録する。ただし出来れば20代の求人案件が多く掲載されているサイトではなく、ミドルエイジをターゲットにしたサイトを選んで登録をしましょう。

 

2週間前後には登録した転職サイトを介して転職エージェントからコンタクトがあるでしょう。これらあなたのキャリアに関心を抱いた転職エージェントに登録する事は一つの手段です。

 

次に26,000を超える人材紹介事業所から自分のキャリアや希望する職種等を検索キーワードに使い転職エージェントを探しましょう。

ここで大切な事は大手の転職エージェントのように、豊富なコンテンツを掲載したサイトを運営している転職エージェントが有能と思うことは正しくありません。

 

むしろある業界等に特化した転職エージェントの方が業界通で専門性が高く顧客である求人企業との関係が密で非公開案件を他の転職エージェントに比べて多く抱えています。

 

ということは、業界であれば「金融」「半導体」「医療機器」等または職種であれば「経理」「ロジスティックス」「品質保証」等あなたのキャリアに合わせて検索しましょう。

 

また、外資系企業やグローバル企業に特化した転職エージェントも多々存在します。というのも海外の転職エージェントが多く日本に進出しています。

 

焦って退職しない

転職活動を始める方の中には、現在の勤務先企業では叶えることが困難なキャリアプランを社外に求める場合があるでしょう。

 

この状況の方は転職活動を行いながら希望する労働環境を叶える目途が立って現職を退職する意思を示しスムースに転職して行く事でしょう。

 

一方、現職の人間関係・人事異動・年収等に不満を持ち、転職を決断する方は少なくありません。

 

そのような方は絶対やってはいけない事は、後先考えずに現職を退職することです。

 

私も社内事情に不満が募り、退職に至ったことがあります。しかし、それは転職先となる企業から内定を得てから、取った行動です。

 

転職を決断して行動するのは、新しいキャリア形成の一環と考えますが、後先考えずの退職は収入を絶やす事になりますし、転職活動において面接時に聞かれる「退職理由」について、あなたを不利にする一因となるでしょう。

 

見合った求人案件は常時あるとは限らない

既に転職活動経験がある方は想像できると思いますが、転職エージェントと面談した際に転職エージェントがあなたのキャリアに合った求人案件を準備して紹介を受けるでしょう。

 

例え、面談初回時にその紹介された求人案件に応募したとしても、スムースに内定まで辿り着く事は少ない。この確率は年齢に関係なく、例え20代であってもそう変わらない。

 

そして次の求人案件の紹介となったり、転職エージェントを変えたりして自分のキャリアに合った求人案件に応募していくのだが、年齢が増すほど応募可能な求人案件が減っていく。

 

これは20代であれば多少未経験であったとしてもポテンシャル採用といって転職希望者の将来性を見込んだ採用があるのに対し、40代50代ともなればこれまでの経験や実績が求人案件にある要件を満たすことが応募の最低条件となり、かつそのようなキャリアを要件とする求人案件は、20代を対象とした求人案件に比べて格段に数が少ない。

 

よって共に転職活動を歩んでいく転職エージェントから新規に舞い込んできた求人案件からあなたのキャリアに見合った案件をその都度紹介してもらうのを待つしかない。

 

「諦めず」が大切。最初から半年以上の長期戦で臨もう

40代50代での転職活動が初めての方も過去に経験がある方も転職が安易に出来ると思っている方は少ないでしょう。

 

しかし、転職を決意したからには無事に希望する年収・職種・勤務地等の条件を満たして転職活動を終えたいものです。

 

それにはまずは現職に留まり生活の糧となる収入を維持しつつ、じっくりあなたの希望条件を満たした求人案件に応募を繰り返し只管応募した企業から内定を得るまで活動を続けることです。

 

その時間が3か月、半年と経過すると転職活動に挫折しそうになりますが、40代50代で自分のキャリアに見合った求人案件が転職エージェントから紹介される案件数から考えれば、実際に応募した数は大したことはない事に気づきます。

 

タイトルにも示しましたが、40代50代の転職活動は長期戦です。転職活動を始めて時間経過と共に焦る気持ちは理解できますが、じっくり腰を据えて希望する条件を満たす転職活動を成功に導きましょう。

 

 

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