転職したが失敗で最悪。さて復活劇は!

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転職の対策

Last Updated on 06/13/2022 by てんしょく飯

 

現在、様々な年代・業種または職種の方が転職をしている。昭和時代の終身雇用制度は崩壊したことにもよるが、価値観の変化も大きく影響しているだろう。

 

そのような中、私が過去に経験した転職をしたものの失敗となり、その後の復活までを伝えたい。

 

このような私の経験が今後の皆様の転職活動の参考になれば幸いです。

 

 

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無事に外資系企業に転職だと思っていた

転職前、当時私は同業界の外資系企業に勤務していました。一言に外資系企業とは言いますが、その外資系企業の日本法人沿革によって様々です。

 

転職前に在籍した外資系企業は、その数年前英国資本企業の製品を日本代理店として長年ビジネスをしていたが、英国資本企業が日本での販売網を入手したく日本代理店を買収して、外資系企業となっていました。

 

しかし外資系企業と看板を変えたものの買収後入社した首脳陣等一部を除き日本社会の悪しき習慣から脱皮できず社内は混沌としていた。

 

そんな中、ある転職エージェントから求人案件の紹介を受け、応募したところ社内雰囲気等外資系企業らしく清潔感を備え洗練された環境で面接等が行われた。

 

また最終面接は、入社後上司となる外国籍社員で海外本社からの出向者であった。

 

そして無事内定を得ることが出来、転職することが出来た。とその時は思っていた。

 

出社初日で異変に気付く

晴れやかな気持ちで転職した外資系企業に出社した初日から怪しかった。

 

転職した外資系企業には世界的に大変有益な製品があり、全世界で同様な製品を製造している企業は、わずか3社であった。その優位性のある製品で世界をリードしている事は、私が転職先として選んだ理由の一つでもあった。

 

その外資系企業の世界をリードする製品の魅力(売上実績)から、同業界数社から買収話が出ていたらしく、先般その中の1社と買収契約がまとまっていた。

 

その為に転職した外資系企業の日本法人社内もざわついていたのだった。

 

そして最終面接で会い、私の上司になる外国籍社員は既に社内に居なかった。

 

更には私が所属するであろう部署は、存在したが近々廃止することが決まっていた。それゆえ上司になるであろう外国籍社員は海外本社のある国に帰国していたのだった。

 

日本社会では考えられない人員整理

転職した外資系企業に出社したものの、既に上司は社内におらず社内組織から抹消される部署の所属となっていた。

 

これが日本企業であれば社内異動となるのでしょう。

 

しかし、外資系企業ではそうではない。

 

社内で役割の無い人材に給料を払う事を考えない。

 

また日本企業は人事部門が人材を裁量するが、外資系企業における人事権はその部門にある。これは大きな違いです。

 

所謂、抹消される部門に属する人材は同様に抹消されてしまうのです。

 

とは言え入社したばかりの私には3か月の猶予が与えられた。

 

簡単に言えば、3か月以内に転職先を探せという事なのだった。

 

取り敢えずの再就職

収入が途絶えるのは最悪な事態なので、転職活動をするにあたり唯々収入を継続できる事のみを目的とした活動となった。

 

しかしながら、今回の転職活動で同業界の外資系企業の多くに応募していた。

 

そうした中、設立して数年のある外資系企業の求人案件があり応募する事になった。これまでなら多分応募しなかったであろう企業であったが、収入が途絶える事には代えがたく応募した。

 

あまり乗り気ではなかった企業ではあったが、その気持ちと反して書類選考・2度の面接を通過して、海外本社役員との面接と進んでいった。

 

そして無事内定を得て本来新たな気持ちになり転職先企業で働くのだが、そういう気持ちにはなれなかった。

 

理由としては、あくまでも収入を途絶えさせない為だけに選んだ企業であり、社内雰囲気や取り扱う製品群に対して私は一切の魅力を感じていなかった。

 

そして収入を確保して状態で改めて転職活動を再開することを決意した。

 

見知らぬ転職エージェントからの連絡

それから半年が過ぎた頃、見知らぬ転職エージェントからメールが届いた。

 

メールの内容は当然のように求人案件の紹介だった。

 

求人内容は、これまで私が働いていた業界と同じではあるが、今まで聞き覚えの無い外資系企業名であった。

 

認知度に欠ける外資系企業名であった為、乗り気ではなかったが転職活動でいつも行う企業研究をしたところ、私の認識不足を痛感させられた。

 

というのは、既にその企業の製品が日本市場で使われるようになって数十年経っており、その分野では世界標準的な製品だったのだ。

 

なぜ私がその外資系企業を知らなかったかというと日本市場には日本企業の販売代理店がマーケティング・販売業務を長年担っていたからだった。

 

そしてその外資系企業は日本市場を任していた販売代理店との契約解消を念頭に日本法人設立を決断して、それに伴う求人案件であったのだった。

 

日本法人設立要員

これまで企業で様々なプロジェクトに関わり紆余曲折あった事案もあったが、多くを無事成功に導いてきた。

 

しかし既にある外資系企業とは言え、日本で法人設立時から関われるとは大変貴重な機会だと感じた。

 

早速、転職エージェントを介して応募した。

 

数日後に一次面接が行われ、既に採用されている日本法人代表と会った。

 

流石に外資系企業日本法人の代表者らしく、国際感覚に長けかつ寛容さと決断力が感じ取られた。無事に一次面接を通過して二次面接も順調に通過した。

 

そして最終面接として海外本社の役員とセッティングされた。ただ諸事情により電話での面接となり日本時間の早朝、いわゆる当時勤務していた企業への出勤時間前に電話で面接が行われた。

 

これまで外国籍社員との面接の経験は幾度あるが、それは会議室等でのFace-to-Face形式のみであった。電話での面接であるが、自宅の電話を使った面接であった為非常に聞きづらい。やはり会議室システム用のスピーカーとの違いを痛感しつつ面談は進んでいった。

 

英語での受け答えがどうだったかは不確かだったが、暫くして内定の連絡を受けた。

 

 

海外本社への出張若しくは転職

転職を積極的に考え活動していて、幸いにも貴重な機会を含んだ求人案件に内定を得た。

 

本来喜ばしく、早速退職に向けた動きをしたいところだ。

 

しかし、海外本社への出張が具体的に計画が進んでいた。

 

これは私も関わる新たなプロジェクトを始めるに当たり、海外本社の関係者と会議をすると共に現地で様々な情報収集を主な目的としたものだった。

 

この出張に出掛けたらとして、帰国後即退職という訳にはいかない。論理的には可能だが流石に倫理的に気が引ける。

 

かといって、内定を得た企業への転職を辞退する気は毛頭ない。

 

出張に行く事と転職する事両方を叶える方法を試行錯誤した。多くの方は出張せずに即退職を決断するのだろう。しかし海外出張では単に出張の目的を達成するだけでなく、様々な新たな体験が出来、想定外の体験をして帰国する事が多く、魅力に感じていた。

 

様々な角度から検討したが、両方叶えることはやはり不可能のようだった。

 

そう決めたなら即実行だ。

 

まずは内定先への入社予定日が2か月程先であったが、大幅に前倒しのお願いをした。

 

そして現職の即退職への手続き開始である。

 

有給休暇があったこともあり、退職届を会社に提出して実質数日で法的に円満退職となった。

 

有給休暇処理中は、転職先への入社は出来ないので自宅で今後取り掛かるであろうプロジェクトの準備を行った。

 

そして無事転職先企業に入社して日本法人立ち上げに当たり私が担う部門のプロセス策定や海外本社関係者とのコミュニケーション図り海外本社からの監査に対応できるように準備していった。

 

補足ではあるが、年収も私の満足する額を確保できた。

 

 

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