Last Updated on 12/09/2021 by てんしょく飯
初めて外資系企業に転職して日本企業とは違った事を経験するが、出来るなら転職する前に知っていた方が良い事が多々ある。
私が体験した失敗談を交え、対策法を伝えましょう。
英語力が足りなかった
日本企業では取引先である外国企業と英語でのコミュニケーションを取っていたが、
ある外資系企業に転職した際、余りにも英語の使用頻度や内容の違いに驚いた。
外資系企業なので英語を社内で使うのは普通だと思うのだが、社内のメールも全て英語には当初驚いた。また英語独特の略語も初めは理解できなかった。
やはり日本企業で英語をビジネスで使うのと帰国子女を始め英語を流暢に使う社員が大多数を占める外資系企業とは全く環境が違った。
幸いにも順応性があり英語でのコミュニケーションでの支障をきたす事は日々少なくなったが、残念ながら適応できず更に転職を重ねる同僚を散見した。
成果主義
日本企業であっても成果を重視する事がありますが、その成果は組織または組織の長に課せられていました。
しかし、外資系企業では成果の設定を個人にして、評価されます。いくらプロセス等が良くても結局結果が良く無ければ何ら価値はありません。
多くの日本企業では外資系企業で成果を求められるのは営業職と考えているかもしれないが、外資系企業では全ての職種に目標設定がありそれを元に評価される。
またプロセスを重視しがちな日本企業と違い、成果となる結果に結びつくのであれば自由度や柔軟性に囚われる事なく業務が行うことが出来る。
また同僚のケースですが実績が余りにも出なく、解雇になってしまいました。
個々の業務内容が明確
日本企業でも外資系企業でも個々の役割が示されているが、外資系企業の場合より詳細に示されている。
日本企業では人の領域におせっかいのようにはみ出してくる社員が平然と存在するが、外資系企業ではむしろ他人には干渉しないくらい個々の役割となる業務を進めている。
例えば日本企業で会議中食事も摂った場合、会議終了後会議出席者が残飯や容器等を片付ける風景を見かける。
しかし、外資系企業では残飯や容器等を会議室内の所定の位置に置くことまでしか行わない。なぜなら後片付けは役割ではなくその役割は契約等で清掃を実施する方々の役割と皆理解しているからだ。
業務においても協業してプロジェクト等を進めることはあるが、基本的にボランタリーな協力は外資系企業では見かけない。
殺伐とした雰囲気
基本的に外資系企業では入社したその日から担当分野のエキスパートとされている。
そして個々が割り当てられた役割を黙々とこなしている。
日本企業の社内風景で見かけるような無駄に見える雑談は外資系企業では少ない。
それだけ外資系企業の社員は無駄な残業をせず短時間で業務を処理している。
それを日本企業出身者は殺伐とした雰囲気に感じることもあるだろう。
それは日本で最近言われるワークライフバランスと言う意識が高く、朝早く出勤することはあっても夜遅く残業する意識がないからでもある。
海外本社またはAPACの影響がある
日本企業で人事異動により経営者層が変わることがあるが、外資系企業では転職または取締役会等による解雇等により海外本社経営者層が変わることがある。
この後就任する後任者の多くは前任者の方針の否定と新方針を通知することから始まる。
更にAPAC(Asia-Pacific)地区の一部である日本法人は海外本社の方針変更だけでなくAPACの人事異動の影響をも強く受けることになる。
これは日本企業では経営者の変更があれど長期戦略に基づいてビジネスを行っているのに対して、外資系企業も長期または中期で戦略を立てているにも関わらず着任した新経営者が短期で成果を出して評価を上げて高い報酬を得ようとする行動に影響している。
このような影響に対して柔軟に対応できるスタンスと能力が求められる。
まとめ
同じ日本に居ながら日本企業と外資系企業では大きく物事の考え方や文化が違う。
外資系企業と相性の良い方は高い報酬を得て快適な生活をしつつ、ストレスが多い日々かもしれない。
どちらが良い悪いではなく相性という視点で理解するといいでしょう。
ただし、初めて外資系企業に転職する方は、事前に多方面から調査しておかないと大きな後悔をする可能性があるので注意しましょう。
例えば英語力一つでさえ、外資系企業とは言ってもその企業内部での外国籍社員の比率や職種やポジションによって大きく変わってきますので、社内事情を知っている転職エージェントを使ってしっかり調査しましょう。
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